ポート番号とは?ポートばんごう
ポート番号とは、1台の機器の中で、どのアプリケーション宛の通信かを識別する0〜65535の番号。IPアドレスが「どの機器か」を決め、ポート番号が「その機器のどのサービスか」を決める。ファイアウォールで通してよい通信を絞り込むときの単位にもなる。
最終更新:2026-10-06
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1本の回線につながった1台のサーバがWeb・メール・ファイル共有を同時に提供するようになると、届いたデータをどの受け口へ渡すかを決める目印が要る。そこで通信の宛先を「機器」と「その中の受け口」の二段構えにしたのがポート番号である。管理側にとっては、この番号が「業務に必要な通信だけを通す」という規程を機械に実行させる手掛かりになるため、通信制御の文脈で問われる。
具体例
Microsoft 365やZoomの通信はHTTPSの443番を使う。社内のファイアウォールでは外向きに80番と443番だけを許可し、ファイル転送の21番や遠隔操作の3389番は塞ぐ、という形で開放が申請・承認の単位になる。
試験での引っ掛け
役割を逆に覚えやすい。機器を特定するのがIPアドレス、その機器内のサービスを特定するのがポート番号。またwell-knownポートは慣習と登録による取り決めにすぎず別の番号でも動かせるため、「443番の通信なら必ず正規のHTTPS」とは言えない点が狙われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問19(IPA)
インターネットと社内サーバの間にファイアウォールが設置されている環境で、時刻同期の通信プロトコルを用いて社内サーバがもつ時計をインターネット上の時刻サーバの正確…
正解:NTP(UDP、ポート番号123)
要点:時刻同期はNTP(UDP 123)だけを許可する
ネットワーク経由で時刻を同期する標準プロトコルはNTPで、UDPのポート123を使用する。ログの時刻がずれているとインシデント調査で事象の前後関係が追えなくなるため、時刻同期はセキュリティ上も重要な基盤である。ファイアウォールでは必要最小限の通信だけを許可するのが原則なので、時刻サーバとの間ではNTPだけを開ければよい。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問18(IPA)
インターネットと社内サーバの間にファイアウォールが設置されている環境で,時刻同期の通信プロトコルを用いて社内サーバの時刻をインターネット上の時刻サーバの正確な時…
正解:NTP(UDP,ポート番号123)
要点:時刻同期はNTP(UDP/123)を許可する
ネットワーク上の機器の時刻を基準時刻サーバに合わせるプロトコルはNTPで、UDPのポート123を使う。ログの時刻がずれているとインシデント発生時に複数機器のログを突き合わせられなくなるため、時刻同期はセキュリティ運用の基礎となる。ファイアウォールでは、この用途に必要なUDP/123だけを許可すればよい。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問46(IPA)
TCP/IPネットワークのトランスポート層におけるポート番号の説明として,適切なものはどれか。
正解:TCPやUDPにおいてアプリケーションを識別する情報
要点:ポート番号はホスト内のアプリケーションを識別する
ポート番号はトランスポート層でTCPやUDPが使う16ビットの番号で、同じホスト上で動く複数のアプリケーション(通信の出入口)を区別するために用いる。IPアドレスがホストを識別し、ポート番号がその中のサービスを識別することで、通信相手を一意に特定できる。80番や443番のようにサービスごとに慣例的な番号が割り当てられている。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問18(IPA)
社内ネットワークとインターネットの接続点に,ステートフルインスペクション機能をもたない,静的なパケットフィルタリング型のファイアウォールを設置している。このネッ…
正解:PC→SMTPサーバ:送信元1024以上/宛先25,SMTPサーバ→PC:送信元25/宛先1024以上
要点:SMTPはサーバ側25番、クライアント側は1024以上の動的ポート
TCPでは、クライアントは1024以上のポートを送信元として使い、サーバの決められたポートに宛てて接続する。SMTPのサーバ側ポートは25なので、行きのパケットは送信元が1024以上・宛先が25、戻りのパケットはその逆になる。ステートフルインスペクションがないため、戻り方向の通信も明示的に許可する必要がある。なお110はPOP3のポートである。
出典:平成31年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問17(IPA)
社内PCからインターネットに通信するとき、パケット中にある社内PCのプライベートIPアドレスとポート番号の組合せを、ファイアウォールのインターネット側のIPアド…
正解:IPマスカレード
要点:IPマスカレードはアドレスとポートを変換し内部アドレスを隠す
IPマスカレード(NAPT)は、プライベートIPアドレスとポート番号の組を、ルータやファイアウォールがもつグローバルIPアドレスとポート番号の組に置き換える仕組みである。ポート番号まで含めて変換するため、一つのグローバルアドレスを多数の端末で共有でき、同時に内部アドレスを外部から隠せる。経路制御プロトコルやパケット分割とは目的が異なる。
出典・参考
公式シラバスの4 技術要素 > 3 通信プロトコル > プロトコルとインタフェース(ネットワーク層,トランスポート層)に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。