Bcc(ブラインドカーボンコピー)とは?びーしーしー
Bcc(ブラインドカーボンコピー)とは、電子メールで、他の受信者に宛先を見せずに写しを送る指定方法。Toは主たる宛先、Ccは参考として写しを送る宛先で、どちらに書いたアドレスも受信者全員に表示される。Bccだけは表示されず、Bcc同士も互いを知ることができない。管理者は、面識のない相手への一斉送信をBccか配信の仕組みに限ると規程で定めておく。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
メールの宛先欄はもともと、どこへ届けるかを書くための欄であって、相手に見せるかどうかを選ぶ仕組みとして設計されたものではない。取引先や顧客へ同じ案内を一度に出す場面が増えると、宛先欄がそのまま名簿として全員に配られる事故が繰り返された。Bccはその需要に応えるための欄で、いまでは操作の巧拙ではなく、誰が確認して送信するかという手続の問題として扱われる。個人情報保護委員会への漏えい等の報告でも、誤送信は上位を占め続けている。
具体例
To:取引先のB、Cc:上司のC、Bcc:D・Eで送ると、BとCが知るのは互いの2人だけで、DとEの存在は分からない。DはBとCのアドレスを見られるが、同じBccのEは見られない。100社への一斉案内なら、Bccに頼らずSendGridなどの配信サービスで1通ずつ送る形にし、宛先の確認を承認者の手続に組み込む。
試験での引っ掛け
「全員に返信」で宛先に入るのは送信者とTo・Ccだけで、Bccの相手には返信が届かない。逆にBccで受け取った人からはToとCcの宛先が見えるので、見える・見えないの向きは一方通行である。またBccにしても、送信控えには全員のアドレスが残る点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問47(IPA)
電子メールのヘッダフィールドのうち,SMTPでメッセージが転送される過程で削除されるものはどれか。
正解:Bcc
要点:Bccは秘匿のため配送時に取り除かれるヘッダ
Bccは受信者同士に互いのアドレスを知らせないための指定なので、メールサーバは配送先を決めた後にこのヘッダを取り除いてから転送する。DateやX-Mailerは作成時に付与されてそのまま残り、Receivedは転送のたびに追記されていくヘッダである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。