辞書攻撃とは?じしょこうげき
辞書攻撃とは、英単語・人名・よく使われる文字列を集めた一覧を順に試し、パスワードを言い当てようとする攻撃。すべての組合せを機械的に試す総当たり攻撃と違い、人が実際に選びがちな文字列に絞るため、短い時間で当たりやすい。
最終更新:2026-10-06
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人は覚えられる文字列を選ぶので、パスワードは辞書にある語・誕生日・キーボードの並びに強く偏る。攻撃する側はその偏りを一覧にして使い回すだけでよく、桁数だけ増やしても中身が単語のままなら効果が薄い。利用部門の担当者には、なぜ「長ければよい」で終わらないのかを従業員へ説明できることが求められる。
具体例
「password」「123456」「qwerty」のように、過去の流出で使用回数の多かった文字列の一覧が出回っている。総務省の国民向け啓発サイトでも、単語をそのまま使わず複数の語を組み合わせる方法が案内されている。
試験での引っ掛け
総当たり(ブルートフォース)攻撃との取り違えが定番で、候補を絞る点が違う。IDを固定してパスワードを変えるのが通常の攻撃、パスワードを固定してIDを次々変えるのがリバースブルートフォース、他社から流出したID・パスワードの組を試すのがパスワードリスト攻撃で、有効な対策もそれぞれ異なる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問16(IPA)
サーバへのログイン時に用いるパスワードを不正に取得しようとする攻撃とその対策の組合せのうち、適切なものはどれか。
正解:辞書攻撃:推測されにくいパスワードを設定する。/スニッフィング:パスワードを暗号化して送信する。/ブルートフォース攻撃:ログインの試行回数に制限を設ける。
要点:盗聴には暗号化、総当たりには試行回数制限で対応する
攻撃の性質に対応した対策を選ぶ問題である。辞書攻撃は辞書に載る語をパスワードに使わせないことが根本対策、スニッフィングは通信路の盗聴なので暗号化が対策、ブルートフォース攻撃は総当たりを試行させないようログイン試行回数を制限するのが有効となる。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 1 情報セキュリティ > サイバー攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。