ホワイトリスト・ブラックリストとは?ほわいとりすと・ぶらっくりすと
ホワイトリスト・ブラックリストとは、許可する対象だけを列挙して残りをすべて遮断するのがホワイトリスト方式、遮断する対象だけを列挙して残りを通すのがブラックリスト方式。前者は未知のものを既定で拒むため安全側に倒れるが運用の手間が大きく、後者は手軽な代わりに既知のものしか止められない。
最終更新:2026-10-06
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対策の設計は「既定でどちらに倒すか」の選択に還元される。守る対象が少なく変化も遅い環境なら通すものを数え上げられるので許可型が成り立つが、Webの閲覧のように対象が無限に増える領域では列挙しきれず拒否型に頼らざるを得ない。攻撃側は常に新しい手を出せるため、拒否型は原理的に後追いになる。この非対称性が、守るべきものが明確な系ほど許可型を採る理由になっている。
具体例
Windowsの標準機能AppLockerやアプリケーション制御は、実行を認めるソフトウェアを列挙して業務端末を許可型で固める使い方。逆に、迷惑メールの送信元を集めたSpamhausのブロックリストは拒否型の代表で、新しい送信元が現れるたびに追加していく運用になる。
試験での引っ掛け
「ホワイトリストのほうが優れている」と一律には答えない。安全側ではあるが、許可対象の登録と更新が追いつかないと業務が止まるため、対象が頻繁に変わる領域には向かない。試験では拒否型が未知の脅威を止められないことと、許可型の運用負荷が対で問われる。IPAの用語では許可リスト・拒否リストへの言い換えが進んでいる点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問29(IPA)解説で登場
WAF(Web Application Firewall)におけるブラックリスト又はホワイトリストの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:ブラックリストは、問題がある通信データパターンを定義したものであり、該当する通信を遮断又は無害化する。
要点:WAFは通信パターンの黒白リストで攻撃を遮断する
WAFはWebアプリケーションへの通信内容を検査する仕組みで、ブラックリスト方式は攻撃に特徴的なパターンを定義しておき、合致した通信を遮断または無害化する。逆にホワイトリスト方式は正常と判断できる通信パターンだけを許可する。どちらもIPアドレスやFQDNの良し悪しを登録するものではない点に注意する。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問30(IPA)解説で登場
WAF(Web Application Firewall)におけるブラックリスト又はホワイトリストに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ブラックリストは,問題がある通信データパターンを定義したものであり,該当する通信を遮断する。
要点:WAFのリストは通信データのパターンで許否を判定する
WAFはWebアプリケーションへの通信内容を検査して攻撃を遮断する仕組みで、判定にはブラックリスト方式とホワイトリスト方式がある。ブラックリストは攻撃に特徴的な通信パターンを定義しておき、合致した通信を遮断する方式で、未知の攻撃には弱い。ホワイトリストは正常な通信パターンを定義し、それ以外を遮断する方式で、厳密だが定義の作成と保守に手間がかかる。いずれもIPアドレスやFQDNではなく、通信データのパターンで判定するのが基本である。
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問14(IPA)解説で登場
WAFにおけるフォールスポジティブに該当するものはどれか。
正解:HTMLの特殊文字“<”を検出したときに通信を遮断するようにWAFを設定した場合、“<”などの数式を含んだ正当なHTTPリクエストが送信されたとき、WAFが攻撃として検知し、遮断する。
要点:フォールスポジティブは正常な通信を攻撃と誤検知すること
フォールスポジティブ(誤検知)は、正常な通信を攻撃と誤って判定して遮断してしまうことである。逆に、実際の攻撃を見逃すことをフォールスネガティブ(検知漏れ)という。ブラックリスト方式で特定文字を一律に遮断すると、その文字を含む正当なリクエストまで止まり、可用性を損なう。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。