傾向分析とは?けいこうぶんせき
傾向分析とは、過去の実績データの時間的な推移から将来の値を見積もる手法。回帰分析などで資源使用量やインシデント件数の伸びを外挿し、容量を増設する時期や、根本原因を追う対象を選ぶ根拠にする。JIS Q 20000では問題管理の手段としても位置づけられている。
最終更新:2026-10-06
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容量不足が表に出てから増設すると、調達期間のあいだサービスが劣化する。逆に余裕を取りすぎれば費用が無駄になる。いつ足りなくなるかを事前に示せて初めて、投資の時期を根拠づけられる。インシデント側でも、1件ずつ処理していると同じ原因の繰り返しが見えないため、件数の推移をとって追うべき対象を選び出す必要がある。
具体例
過去24か月のディスク使用量に回帰直線を当て、使用率が90%へ達する月を求めて調達計画に載せる。SIEMでも同じ考え方で、月別のアラート件数の推移から特定の検知ルールの誤検知が増えていることを見つけ、チューニングの対象を決める。
試験での引っ掛け
過去の延長で予測する手法なので、構成変更や業務量の急変、新サービスの投入には追随できない。その場合は分析的モデリングやシミュレーションを併用する。また傾向は現象の推移を示すだけで原因は示さず、根本原因の特定は別の作業である点も取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問9(IPA)解説で登場
JVNなどの脆弱性対策ポータルサイトで採用されているCWEはどれか。
正解:ソフトウェア及びハードウェアの脆弱性の種類の一覧
要点:CWEは脆弱性の原因となる弱点の種類を分類した一覧
CWEは、バッファオーバフローや不適切な入力検証といったソフトウェア・ハードウェアの弱点の種類を体系的に分類し、識別子を付けた一覧である。個々の製品に存在する具体的な脆弱性を指すCVEに対し、CWEはその原因となる弱点の型を表すため、傾向分析や開発時の作り込み防止に役立つ。脆弱性情報のポータルでは、報告された脆弱性がどの弱点分類に当たるかをCWE番号で示している。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > (17) 問題管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。