MTRS(平均サービス回復時間)とは?えむてぃーあーるえす
MTRS(平均サービス回復時間)とは、サービスが止まってから、利用者が再び使える状態に戻るまでの時間の平均。検知・切り分け・修復・復旧確認までを丸ごと含む保守性の指標で、ITILでは可用性管理のKPIとして扱われる。直す作業の速さではなく、使えなかった時間そのものを表すため、利用者の体感に近い数字になる。
最終更新:2026-10-06
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部品の交換時間だけを短くしても、故障に気づくのが翌朝であれば利用者から見た停止は一晩続いたままになる。直す速さではなく、使えない時間そのものを測る指標が要る。支援士では、これがインシデント対応の目標設定の土台になる。回復にかかる時間の大半が検知の遅れで占められているなら、投資すべきは復旧手順ではなくログの監視と相関分析だ、という判断がこの数字から導ける。
具体例
総ダウンタイムが年間18時間、停止の回数が4回なら、MTRSは4.5時間となる。同じ18時間でも、18時間の停止が一度きりならMTRSは18時間で、稼働率という割合では同じに見えても、利用者への影響と対応体制の評価はまったく変わる。
試験での引っ掛け
MTTRが機器や部品を直すのにかかる時間を指すのに対し、MTRSは利用者がサービスを使えるようになるまでの時間で、検知と復旧確認の時間まで入る。MTBFは故障せずに動いている平均時間、MTBSIは故障から次の故障までの間隔(MTBF+MTRS)で、似た略語が並ぶため定義の取り違えを狙われる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > (18) サービス可用性管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。