プロダクトオーナー/スクラムマスターとは?ぷろだくとおーなー・すくらむますたー
プロダクトオーナー/スクラムマスターとは、スクラムに置かれる2つの役割。プロダクトオーナーは価値の最大化に責任を負い、プロダクトバックログに何を載せてどの順に並べるかを1人で決める。スクラムマスターは、チームがスクラムを理解して自ら進められる状態を保ち妨げを取り除く支援役で、作業を割り当てたり進捗を督促したりする権限は持たない。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
従来の体制では、何を作るかの決定と、どう進めるかの管理を1人の管理者が兼ねることが多かった。両方を握ると、納期の都合で作るものが決まったり、要求の都合で進め方が壊れたりする。そこで、作るものの優先順位を決める役割と、チームが自ら進められる状態を保つ役割を別の人へ分け、どちらも指示命令の階層としては置かない構成が採られた。
具体例
スクラムガイドは、プロダクトバックログの並び順に他者が異議を唱えても、最終的に決めるのはプロダクトオーナーであると定めている。開発者が別の機能を先に作るべきだと主張しても順序の決定権は移らず、スクラムマスターはその決定を妨げている社内調整の詰まりを外す側に回る。
試験での引っ掛け
スクラムマスターをプロジェクトマネージャの別名として覚えると誤る。作業の割当てや進捗の督促は行わず、チームが自分たちで管理できる状態を支えるのが役割である。逆に、プロダクトバックログの並び順をチームの多数決や上位者の指示で決めるという記述も誤りで、決定権はプロダクトオーナー1人にある。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解:プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る。
要点:スクラムは役割とイベントと作成物で構成される反復の枠組み
スクラムは、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者という三つの責任と、スプリント、スプリントプランニング、デイリースクラム、スプリントレビュー、レトロスペクティブというイベント、そしてプロダクトバックログ、スプリントバックログ、インクリメントという作成物から成る枠組みである。短い期間のスプリントを繰り返し、その都度検査と適応を行うことで経験的にプロセスを改善していく。具体的な技術プラクティスは定めず、進め方の骨組みを与える点が特徴である。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。