インクリメントとは?いんくりめんと
インクリメントとは、スプリントで完成の定義を満たした、単体で価値を確認できる動く成果物。過去のスプリントの成果を積み上げた累積の状態を指す。リリース可能であることと実際にリリースすることは別で、出すかどうかはプロダクトオーナーが判断する。完成の定義に脆弱性診断の合格を含めるかが実務上の論点になる。
最終更新:2026-10-06
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反復開発を名乗っても、動かない部品が積み上がるだけでは進み具合を確かめられない。区切りごとに「ここで止めても使える状態」を必ず作ることを決め、その状態に名前を付けたのがこの語である。完成の定義を曖昧にすると、テストや安全性の確認が後工程へ先送りされ、品質の借金として溜まっていく。何をもって完成とするかを決めておくことが、この語の実効性を支えている。
具体例
スクラムガイドの言う完成の定義に、単体テストと静的解析の合格を含めておく。第3スプリント末に商品検索・カート投入・在庫引当が動く状態がこれにあたり、決済が未実装でも受入環境へ配置して業務部門が実際に触れる。
試験での引っ掛け
設計書やプロトタイプだけではこれにならない点が狙われる。「必ず本番リリースする」も誤りで、リリース可能な状態にすることと実際に出すことは別の判断である。完成の定義を満たさない機能を数え上げて進捗とするのも該当しない。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問23(IPA)解説で登場
アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解:プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る。
要点:スクラムは役割とイベントと作成物で構成される反復の枠組み
スクラムは、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者という三つの責任と、スプリント、スプリントプランニング、デイリースクラム、スプリントレビュー、レトロスペクティブというイベント、そしてプロダクトバックログ、スプリントバックログ、インクリメントという作成物から成る枠組みである。短い期間のスプリントを繰り返し、その都度検査と適応を行うことで経験的にプロセスを改善していく。具体的な技術プラクティスは定めず、進め方の骨組みを与える点が特徴である。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。