プラクティス(ITIL 4)とは?ぷらくてぃす
プラクティス(ITIL 4)とは、目的を果たすために用意された、人・技術・情報・パートナーを含む組織的な資源のまとまり。ITIL 4は34のプラクティスを、一般マネジメント、サービスマネジメント、技術マネジメントの三群へ整理している。工程の連なりではなく、能力の単位として置かれている点が特徴になる。
最終更新:2026-10-06
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プロセスという言い方は、入力から出力へ向かう手順の連なりを想起させるため、その手順を回すのに要る人材や道具、外部の取引先が表に出てこない。実際に組織で足りないのは手順そのものより、それを支える資源であることが多い。ITIL 4がプロセスからプラクティスへ言い換えたのは、この視点を前へ出すためである。
具体例
インシデント管理、変更実現、サービスデスク、情報セキュリティ管理、継続的改善などが個々のプラクティスにあたる。ITILの体系はAXELOSからPeopleCertへ引き継がれて維持されており、資格の階梯も同じ枠組みに沿って整理されている。
試験での引っ掛け
ITIL 2011のプロセスと一対一で対応するとは限らない。名称も改められており、変更管理は変更実現へ、といった具合に新旧の呼称を混ぜて問われる。三群の名称と、34という数の内訳を取り違えないこと。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和2年度 10月試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
アジャイル開発のプラクティスの一つである“ふりかえり(レトロスペクティブ)”を行う適切なタイミングはどれか。
正解:各“イテレーション”の最後
要点:ふりかえりは各イテレーションの最後に進め方を改善する
ふりかえりは、一定期間の作業を終えた区切りでチームが集まり、うまくいったこと・困ったこと・次に試すことを話し合い、進め方そのものを改善する場である。スクラムではスプリント(イテレーション)の最後に実施することが定められており、次の反復に改善策を持ち込める点に意義がある。日々の朝会は進捗と障害の共有が目的で、役割が異なる。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問23(IPA)解説で登場
アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解:プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る。
要点:スクラムは役割とイベントと作成物で構成される反復の枠組み
スクラムは、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者という三つの責任と、スプリント、スプリントプランニング、デイリースクラム、スプリントレビュー、レトロスペクティブというイベント、そしてプロダクトバックログ、スプリントバックログ、インクリメントという作成物から成る枠組みである。短い期間のスプリントを繰り返し、その都度検査と適応を行うことで経験的にプロセスを改善していく。具体的な技術プラクティスは定めず、進め方の骨組みを与える点が特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。