データガバナンス・データ品質管理とは?でーたがばなんす・でーたひんしつかんり
データガバナンス・データ品質管理とは、全社のデータについて、誰が責任を持ち、どの定義・分類・ルールで作成・保管・利用・廃棄するかを定めて統制する枠組みがデータガバナンスで、正確性・完全性・一貫性・最新性・一意性の観点からデータの使える度合いを維持する活動がデータ品質管理である。IT統制の一部としてJIS Q 38500やCOBITの文脈で扱われ、個人情報の分類、保持期間、利用目的、削除の統制はこの枠組みで決まる。
最終更新:2026-10-06
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「顧客」の定義が営業と会計で食い違えば集計が合わず、誰のデータか分からなければ漏えい時に影響範囲も報告先も決められない。データを守る前に、何がどこにあり誰の責任かを決める必要がある、というのがガバナンスの出発点である。個人情報保護法の利用目的の特定や保有個人データの開示・削除対応も、データの所在と責任者が決まっていなければ実行できない。支援士では、分類と責任者を定める統制の側として登場する。
具体例
DAMAが体系化したDMBOKは、データオーナーとデータスチュワードの役割や品質の観点を標準的に整理している。実務では全社の項目定義とコード体系を標準化し、業務部門ごとにデータスチュワードを置いて定義変更を承認制にし、Microsoft Purviewのようなツールで個人情報を含む項目に分類ラベルを付けて保持期間と利用権限を紐づける。
試験での引っ掛け
情報セキュリティ(守ること)に限った話と誤解されやすいが、ガバナンスは活用の促進と統制の両立が目的。データ管理者(DA)が論理的な定義を担い、データベース管理者(DBA)が物理的な実装・運用を担うという役割分担も問われる。またデータ品質管理はガバナンスの一部であり、品質を測るだけで責任者と規則がなければガバナンスにはならない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問21(IPA)解説で登場
データウェアハウスのメタデータに関する記述のうち、データリネージはどれか。
正解:データがどこから発生し、どのような変換及び加工を経て、現在の形になったかを示す情報であり、データの生成源の特定又は障害時の影響調査に利用できる。
要点:データリネージはデータの発生源と加工経緯をたどる来歴情報
データリネージは、データの発生源から現在の形に至るまでの流れ、すなわちどの系から取り込まれ、どんな変換や集計を経たかという来歴を示すメタデータである。これがあると、集計値の異常が生じたときに遡って原因箇所を特定でき、上流の障害や仕様変更がどの成果物に波及するかという影響調査もできる。データ品質管理やガバナンスの基盤となる情報である。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. 内部統制 > (2) IT ガバナンスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。