デバイスドライバとは?でばいすどらいば
デバイスドライバとは、機器ごとに異なるレジスタ操作や割込み処理を内側へ隠し、上位のソフトウェアへオープン・リード・ライト・制御といった統一した呼び口を提供するソフトウェア層。機器の違いをここで引き受けることで、アプリケーション側は同じ書き方のまま別の機器を扱える。
最終更新:2026-10-06
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機器の型番ごとにアプリケーションを書き直していては、周辺機器が増えるほど組合せが膨らむ。差異を吸収する層をOSとハードウェアの間へ決めておけば、変更の影響をその層に閉じ込められる。一方でこの層はカーネルの権限で動くため、脆弱なドライバが一つあるとそこから系全体を奪われる、という別の性質も生む。
具体例
Windowsは署名されたドライバだけを読み込ませる仕組みを持ち、正規に署名された古いドライバの脆弱性を持ち込む手口へ備えて、読み込みを禁じる一覧も用意されている。組込み開発では、機器依存の部分をHAL(Hardware Abstraction Layer)として切り出しておくと、マイコンを替えても上位の修正が要らない。
試験での引っ掛け
移植性が上がるのは上位のアプリケーション側で、ドライバ自身は機器依存のまま残る。差異を吸収する側が依存を引き受ける構図を取り違えない。また割込みハンドラはドライバの一部ではあるがドライバと同義ではなく、初期化、レジスタ操作、排他制御、上位向けの呼び口もドライバに含まれる。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
図のような階層構造で設計された組込みシステムがある。このシステムの開発プロジェクトにおいて,デバイスドライバ層の単体テスト工程が未終了で,アプリケーション層及び…
正解:トップダウンテスト
要点:下位が未完成なら上位から結合しスタブで代替する
上位のアプリケーション層とミドルウェア層の単体テストが済み、下位のデバイスドライバ層が未完了という状況では、上位から順に結合していくトップダウンテストが適する。未完成の下位モジュールは、決められた値を返すスタブで代替すればよい。逆に下位から積み上げるボトムアップテストでは、まさに未完成の層が起点となるため実施できない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。