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移植性とは?いしょくせい

移植性とは、JIS X 25010(ソフトウェア製品の品質モデル)で定義された8つの主特性の1つで、ソフトウェアをある環境から別のハードウェア・OS・クラウド基盤へ移せる度合い。副特性は適応性(環境の違いに合わせられる)・設置性(新環境に導入できる)・置換性(同じ目的の別製品と入れ替えられる)の3つ。同じモデルの主特性にはセキュリティも含まれる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

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背景

基盤の更改やクラウド移行が数年おきに来る現在、特定のOSやベンダ固有機能に密着した作りは、更改のたびに大規模な改修と再テストを招く。セキュリティの観点でも、古いOSのサポート終了後に移せず脆弱なまま塩漬けになる事態は移植性の欠如が原因である。だからどこまで環境非依存にするかは方式設計の判断そのものになる。支援士では品質特性の分類と、サポート終了に耐える設計として問われる。

具体例

アプリケーションをDockerコンテナに包み、Kubernetes上で動かす構成にしておくと、AWSからオンプレミスへ、あるいはその逆へ移す際にコードを変えずに済む(適応性・設置性)。一方、OS固有のシェル処理やベンダ固有のSQL方言を多用したシステムは、OSのサポート終了時に移せず、延長サポート契約で延命することになる。

試験での引っ掛け

移植性を上げれば常に良いわけではなく、抽象化の層が厚くなると性能や開発効率を損なう。置換性は「他の製品に取り替えられるか」、適応性は「自分が別環境で動けるか」で向きが異なる。互換性(他のシステムと共存・相互運用できるか)との取り違えも定番で、互換性は同じ環境の中での話、移植性は環境を移す話と区別する。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 移植性を上げれば常に良いわけではなく、抽象化の層が厚くなると性能や開発効率を損なう。