SLI・SLOとエラーバジェットとは?えすえるあい・えすえるおーとえらーばじぇっと
SLI・SLOとエラーバジェットとは、SLI(Service Level Indicator)は可用性や遅延のように実測できる指標、SLO(Service Level Objective)はその目標値、エラーバジェットはSLOが許容する失敗の総量(100%からSLOを引いた残り)を指す。信頼性を予算として扱い、残量でリリース速度と安定性の配分を決める考え方で、支援士では緊急パッチの適用が可用性を削る場面の判断根拠として出る。
最終更新:2026-10-06
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信頼性を100%目指すと変更が一切できなくなり、開発と運用が対立する。GoogleのSRE(Site Reliability Engineering)は「どれだけ失敗してよいか」を先に数値で合意し、その範囲内なら積極的に変更してよいと決めることで対立を解いた。セキュリティ側から見ると、脆弱性対応の再起動や設定変更もこの予算を消費するので、予算があるうちに当てる・使い切っていれば影響の小さい時間帯へ回すという判断に使える。
具体例
GoogleがSREの実践としてまとめた考え方で、月間のSLOを99.9%とすると許容停止は約43分。障害で30分使った月は残り13分しかないため、再起動を伴う修正プログラムの適用は影響の小さい深夜帯に絞り、リスクの高いリリースは止める。予算が余っていれば計画停止を前倒しして脆弱性を早く塞ぐ判断ができる。
試験での引っ掛け
SLAとの区別が問われる。SLAは顧客との契約で違反時に補償が伴う対外的な約束、SLOは社内の目標で通常SLAより厳しく設定する。SLIは指標そのものであり目標値ではない。エラーバジェットを使い切ったからといって緊急のセキュリティ修正まで止めるのは誤りで、可用性とセキュリティのどちらを取るかはリスク受容の判断として別に行う。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 1. サービスマネジメント > (4) SLAに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。