待機冗長系の切替時間と切替失敗とは?たいきじょうちょうけいのきりかえじかんときりかえしっぱい
待機冗長系の切替時間と切替失敗とは、待機冗長構成の実際の可用性は、待機系そのものの稼働率だけでなく、切替に要する時間と切替が失敗する確率で決まる、という信頼性設計の論点である。稼働率の公式は切替が瞬時かつ確実という前提で計算されるため、設計では切替時間と切替失敗率を別に見積もり、年間停止時間や目標復旧時間(RTO)の計算に加える。
最終更新:2026-10-06
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冗長化すれば止まらない、と信じて構成図を描いても、実際の障害では検知の遅れ、フェイルオーバー手順のミス、待機系の設定漏れで切替が完了しないことが多い。どれだけ止まるかは「切替の回数×切替時間」と「切替に失敗して手動復旧に落ちる確率」で決まる。支援士では事業継続やバックアップシステムの確保の文脈で、机上の稼働率と実効可用性の差として問われる。
具体例
Amazon RDSのMulti-AZ配置では、フェイルオーバーに通常60〜120秒かかるとAWSが公表している。年に2回フェイルオーバーが起きれば約4分の停止で、この間の接続エラーをアプリ側で再試行するかどうかで利用者の見え方が変わる。自動切替が働かない場合に備えて、AWSは「フェイルオーバーを伴う再起動」による手動切替を用意している。
試験での引っ掛け
並列構成の稼働率1−(1−a)²は切替が瞬時かつ確実という理想値であり、実務の設計目標としてそのまま顧客に約束してはいけない。切替訓練の目的は切替時間の短縮だけでなく、切替失敗率そのものを下げることにある。ホットスタンバイでも切替時間はゼロにならず、同期の方式によってデータ損失(RPO)が別に発生する。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。