バルクヘッド(隔壁)パターンとは?ばるくへっど(かくへき)ぱたーん
バルクヘッド(隔壁)パターンとは、船の防水隔壁になぞらえ、資源を用途ごとに区切って上限を割り当て、一部の不具合が系全体へ波及しないようにする設計。呼出し先ごとにスレッドプールやコネクションプールを分けるのが典型で、障害の影響を局所へ閉じ込め、残りの機能を生かしたまま縮退運転させることを狙う。
最終更新:2026-10-06
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共有資源は平時こそ効率がよいが、1か所が詰まれば待ちが全体へ伝染する。外部連携が増えるほど、自分の落ち度でない遅延で自社の全機能が止まる事態が起きやすい。全部を守れないなら、せめて壊れる範囲を設計で決めておく――可用性を「落ちない」ではなく「落ち方を制御する」問題へ置き換えたのがこの発想で、資源枯渇を狙う攻撃への耐性にもつながる。
具体例
スレッド200本を全機能で共用していると、応答の遅い外部与信APIの待ちがその200本を食い尽くし、与信と無関係な商品一覧まで返らなくなる。与信用に30本、検索用に50本と枠を切っておけば、詰まるのは与信の呼出しだけで済む。
試験での引っ掛け
細かく割りすぎると区画ごとに余裕を持たせる必要が生じ、全体の資源効率は下がる。プロセスやコンテナを分けても、同じDBや同じノードを共有していれば結局そこで詰まるため、どの層で隔離するかを見極める。応答しない相手への呼出しを自動で止めるサーキットブレーカとは狙いが別で、併用するもの。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。