容量・能力管理(キャパシティ管理)とは?ようりょうのうりょくかんり
容量・能力管理(キャパシティ管理)とは、事業側の需要予測をもとに、合意した性能を満たすために必要な資源量を、費用対効果を見ながら計画・監視・調整する活動。足りないことだけでなく、使われない資源を抱え込む過剰投資も失敗として扱う点が、この管理の特徴になる。監視のしきい値と増設に着手する時期は、調達に要する期間から逆算して定める。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
資源は要求した日に届かない。調達・据付・移行に数か月かかる前提では、限界に達してから動いても間に合わない。だからこそ傾向を測り、逆算した時点で判断を起こす仕組みが要る。クラウドで調達期間が短くなった今も、上限を設けなければ費用のほうが青天井になるため、増やす判断と止める判断を対で設計する考え方は変わらない。
具体例
ディスク使用率が月2%ずつ増える傾向から上限到達を11か月後と見て、80%で警報・85%で増設着手と決める。調達に2か月かかるなら7か月後には稟議を出す。AWSならAuto Scalingで吸収しつつ、Budgetsで上限額を置いて費用の暴走を止める。
試験での引っ掛け
止まらないことを扱うのが可用性管理で、こちらが扱うのは遅くならないことと無駄に持たないこと。障害が出てから増設するのは、可用性の問題ではなく能力不足の見落としである。リリース前の性能試験に合格したことは、将来の需要増に耐える根拠にはならない。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(IPA)解説で登場
サービスマネジメントにおいて、事業関係マネージャが責任をもつ事項として、適切なものはどれか。
正解:将来の事業上の要求事項の理解及び計画立案
要点:事業関係マネージャは顧客の将来の事業要求を把握し計画する
事業関係マネージャは、サービス提供者と顧客(事業側)との橋渡しを担い、顧客の事業がこれから何を必要とするのかを把握して、サービスの方向性や計画に反映させる役割を負う。供給者との関係管理は供給者マネジメント、容量・能力データの分析は容量・能力管理といった別のプロセスの責任であり、混同しやすいので区別する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。