ITILとは?あいてぃる
ITILとは、ITサービスマネジメントのベストプラクティスを体系化したフレームワーク。2011 editionはサービスストラテジ、サービスデザイン、サービストランジション、サービスオペレーション、継続的サービス改善の5段階のライフサイクルで構成され、ITIL 4では価値の共創を軸としたサービスバリューシステムへ再編された。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
運用の良し悪しが担当者の経験に依存していた時代、サービス品質は人が替わると落ちた。英国政府が優れた実践を集めて文書化したのが出発点で、用語と手順を共通化することで、組織や委託先をまたいで運用水準を合意できるようになった。PMにとっては、開発したシステムを運用組織へ引き渡す際に相手が使っている言語であり、移行計画を組む前提になる。
具体例
サービストランジションは、新規または変更されたサービスを設計どおりに構築・テストし、リスクを管理しながら本番環境へ移行して稼働可能にする段階。プロジェクトの終結と運用の開始が接続する境目にあたる。
試験での引っ掛け
段階の切り分けが問われる。移行はサービストランジション、インシデント対応など日々の運用はサービスオペレーション。またITILはベストプラクティス集であって組織が認証を受ける規格ではなく、認証にあたるのはISO/IEC 20000(JIS Q 20000)の側。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
ITILで定義されるサービスのライフサイクルにおける,サービストランジション段階の説明はどれか。
正解:規定された要件と制約に沿って,サービスを運用に移行し,確実に稼働させることである。
要点:サービストランジションは設計済みサービスを本番へ移行する段階
ITILのサービスライフサイクルは、サービスストラテジ、サービスデザイン、サービストランジション、サービスオペレーション、継続的サービス改善の5段階からなる。サービストランジションは、設計されたサービスを要件と制約に沿って本番環境へ移行し、確実に稼働させる段階で、変更管理やリリース管理、構成管理を担う。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
ITIL 2011 editionによれば、インシデントに対する一連の活動のうち、イベント管理プロセスが分担する活動はどれか。
正解:インシデントの発生を検知して、関連するプロセスに通知する。
要点:イベント管理は検知と通知を担い、復旧と原因究明は別プロセス
イベント管理は、ITサービスの構成要素が発する状態変化(イベント)を検知して意味づけし、対応が必要なものを適切なプロセスへ通知する役割を担う。インシデントの兆候や発生をいち早くとらえて通知するところまでがイベント管理であり、その後の復旧対応はインシデント管理、原因究明は問題管理が担当する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。