ルートキットとは?るーときっと
ルートキットとは、侵入した攻撃者が居座るためのバックドアや不正ツールと、それらの存在および侵入の痕跡を隠す機能をまとめたツール群。OSのシステムコールやカーネル内部の構造体に介入し、プロセス一覧・ファイル一覧・通信一覧から自分に関わる項目だけを除いて見せる。
最終更新:2026-10-06
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侵入が一度きりで終われば得られるものは少ないため、攻撃側は気づかれずに居座ることを狙う。ところが管理者が「異常がない」と判断する根拠は、OSが提供する一覧表示の機能そのものである。そこでOSの側を書き換えてしまえば、正常に見える画面を出したまま活動を続けられる。検査対象の上で検査してはいけない、という原則がここから出てくる。
具体例
Linuxのカーネルモジュール型は、lsやpsが呼ぶシステムコールを差し替えるため、その機器上でいくら調べても検出できない。UEFI領域に潜むブートキット型はOSより先に読み込まれるので、OS上で動く対策製品の後追いが原理的に効かない。
試験での引っ掛け
感染が疑われるOS上のコマンドや対策ソフトの結果は証拠にならず、外部媒体から起動して検査するか、機器の外側(ミラーやファイアウォールのログ)に残る通信で判断する。駆除より再構築が原則である点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
ルートキットの特徴はどれか。
正解:OSなどに不正に組み込んだツールを隠蔽する。
要点:ルートキットは侵入の痕跡と不正ツールを隠す
ルートキットは、侵入後に設置したバックドアなどの不正なツールや、その痕跡であるプロセス・ファイル・通信・ログを、OSの機能を改変して管理者から見えないようにするソフトウェア群である。存在を隠すことで侵入状態を長く維持することが目的である。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (3) 脅威に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。