ルーティングテーブルとは?るーてぃんぐてーぶる
ルーティングテーブルとは、宛先ネットワークとプレフィックス長、ネクストホップ、出力インタフェース、メトリックなどを対応付けた、ルータが転送先を決めるための表。受信したパケットの宛先IPアドレスを表の各エントリと照合し、一致する中で最もプレフィックス長の長い経路(最長一致)を選んで転送する。一致するものが無ければデフォルトルート(0.0.0.0/0)へ、それも無ければ破棄して到達不能を通知する。
最終更新:2026-10-06
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端末を1台ずつ経路表に載せれば表は際限なく膨らみ、検索も更新も追いつかない。宛先をネットワーク単位でまとめ、細かい経路と粗い経路が重なったら細かいほうを採るという最長一致の規則を置くことで、既定は大きくまとめておき例外だけを個別に書く運用が可能になった。経路集約もバックアップ経路の設計も、この規則の上に成り立っている。障害時に「なぜこのパケットがこの経路を通ったか」を説明させる出題が多い。
具体例
1台の表には、直接接続の経路、手で入れたスタティックルート、OSPFやBGPが学習した経路が混在する。同じ宛先を複数のプロトコルが持ち込んだときは、アドミニストレーティブディスタンスの小さいほうが表に載る。
試験での引っ掛け
L2スイッチのMACアドレステーブルと混同しやすいが、照合する対象がIPアドレス(ネットワーク単位)かMACアドレス(インタフェース単位)かで別物である。異なるプロトコル同士の優劣を決めるのがアドミニストレーティブディスタンス、同じプロトコルの中での優劣を決めるのがメトリックで、この2つの役割を入れ替えた選択肢が定番。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
図のようなルータ6台から成るネットワークにおいて、宛先IPアドレス10.100.100.1のIPパケットをルータYから受け取ったルータZは、どのルータに転送する…
正解:ルータA
要点:最長一致法は一致する中で最長マスクの経路を選ぶ
最長一致法では、宛先アドレスに一致する経路のうちサブネットマスクが最も長いものを選ぶ。10.100.100.1は、10.64.0.0/11(10.64〜10.95)、10.96.0.0/14(10.96〜10.99)、10.128.0.0/9(10.128〜10.255)のいずれにも含まれない。一致するのは10.0.0.0/8だけなので、ネクストホップ192.168.1.254、すなわちルータAへ転送される。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。