内部設計(ソフトウェア方式設計)とは?ないぶせっけい
内部設計(ソフトウェア方式設計)とは、外部設計で決めた利用者から見える振る舞いを、開発者が実装できる形へ落とす工程。ソフトウェアをモジュール(ソフトウェアユニット)へ分割し、モジュール間のインタフェース、データの物理設計、エラー処理や排他制御の方式を決める。モジュール内部のロジックまで書くのは次の詳細設計。
最終更新:2026-10-07
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何を作るかが決まっても、分け方を決めないまま実装へ入ると、同じ処理があちこちに散り、変更のたびに広い範囲を直すことになる。分割の境界と受け渡しの約束を先に固定しておけば、複数人が並行して作れ、テストの単位も自動的に決まる。共通フレームでの呼び名が「ソフトウェア方式設計」で、旧来の「内部設計」に対応する。
具体例
注文登録を「入力検査」「在庫引当」「注文確定」のモジュールに分け、在庫引当の引数と戻り値、在庫不足のときの戻し方、同一商品への同時引当を防ぐロックの範囲を決める。ここで決めた単位がそのまま単体テストの単位になり、結合テストの観点はモジュール間のインタフェースから導ける。
試験での引っ掛け
粒度の違いを見落として内部設計と詳細設計をひとまとめに扱うと誤る。決めるのはモジュールの構成と相互のインタフェースまでが方式設計、その内側の処理手順が詳細設計である。また画面へ項目を1つ足す変更は利用者から見える振る舞いが変わるので外部設計の話であり、内部設計の中では閉じない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問20(IPA)
過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開発を開…
正解:150
要点:期間比から全体日数を逆算し残工程を積み上げる
要件定義から内部設計までの期間比の合計は0.25+0.21+0.11=0.57で、これが228日に相当するため全体は228÷0.57=400日となる。プログラム開発は0.11×400=44日で半分完了しているので残り22日、以降のシステム結合44日とシステムテスト84日を加えて22+44+84=150日である。
出典:平成30年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問16(IPA)
ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいてソフトウェア実装プロセスを構成するプロセスのうち、次のタスクを実施するものはどれか。 〔タスク〕 ・ソフトウェア品目の…
正解:ソフトウェア方式設計プロセス
要点:方式設計=最上位レベルの設計、詳細設計=ユニットまでの設計
共通フレームのソフトウェア方式設計プロセスでは、ソフトウェア要件をコンポーネントの単位まで具体化し、外部インタフェースやコンポーネント間インタフェース、データベースを「最上位レベル」で設計する。あわせて、ソフトウェア結合のためのテスト要求事項とスケジュールを暫定的に定義することもこのプロセスのタスクである。
出典:令和5年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問19(IPA)
過去のプロジェクトの開発実績に基づいて構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開…
正解:150
要点:作業配分モデルでは期間を問われたら期間比だけで比例計算する
期間比で見ると、完了済みの要件定義・外部設計・内部設計の合計は0.25+0.21+0.11=0.57で、これが228日に相当するため期間比1.0は400日である。残りはプログラム開発の半分0.055、システム結合0.11、システムテスト0.21の計0.375。400×0.375=150日となる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. データベース設計 > (2) データベースの設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。