検収とは?けんしゅう
検収とは、納品されたシステムや成果物が、契約で定めた仕様・要件を満たしているかを発注者側が確認し、正式に受け入れる手続き。検収完了をもって代金支払い義務が発生することが多い。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
システムは形がなく、納品された時点では出来の良し悪しが見えない。確かめずに受け取ったことにすると、後で不具合が見つかったとき、直してもらう話が進めにくい。逆にいつまでも受け取らなければ、作る側は仕事を終えられない。そこで、確かめたうえで受け取ったと言える区切りを置いた。
具体例
発注したシステムの納品後、要件定義書に記載された機能がすべて正しく動作するかをテストし、問題がなければ検収完了として代金を支払う。
試験での引っ掛け
検収は発注者が行う受入れの手続きであって、開発側が行うテストではない。受入テストの結果を踏まえて発注者が検収する流れになる。検収の完了が代金支払や契約不適合責任の起点になる点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問35(IPA)
システムの開発を外部のベンダに委託する際に、納期及び品質を取り決めることにしている。調達に関する活動a~dのうち、取り決めた納期と品質を実現するために不可欠な活…
正解:a, b, c
要点:納期と品質の確保は合意文書・共同レビュー・受入れテスト
納期と品質を守らせるには、まず取り決めを文書として合意し(c)、開発中は共同レビューで進捗と問題を把握し(b)、完成物は受入れテストで要求を満たすか確認する(a)という一連の活動が必要である。支払の実行は契約履行の事務であり、納期・品質の実現を直接担保する活動ではない。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問50(IPA)
プロジェクトマネジメントの知識エリアには,プロジェクトコストマネジメント,プロジェクトスコープマネジメント,プロジェクト品質マネジメント,プロジェクトリスクマネ…
正解:成果物の受入れ基準などを遵守するために,必要な作業の手順や達成の度合いを測る尺度を定めて管理する。
要点:品質マネジメントは基準と測定尺度で品質を確保する
品質マネジメントは、成果物やプロセスが求められる品質基準を満たすように、基準や手順を定め、それを測る尺度を用いて計画・保証・管理を行う活動である。受入れ基準を守るために作業手順と達成度を測る指標を定めて管理することは、まさにこの領域に当たる。予算管理はコスト、潜在的事象への対応はリスク、必要な作業の定義はスコープの知識エリアである。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問54(IPA)
WBSを作成するときに、作業の記述や完了基準などを記述した補助文書を作成する。この文書の目的として、適切なものはどれか。
正解:WBSで定義した作業の内容と意味を明確に定義する。
要点:WBS辞書は各作業の内容・完了基準を明確に定義する
WBSは作業を階層的に分解した構成図だが、名称だけでは各作業の範囲や終わりの判断が担当者ごとにぶれる。そこでWBS辞書と呼ばれる補助文書に、作業の内容、成果物、完了基準などを記述し、作業の内容と意味を明確に定義して認識のずれを防ぐ。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。