レスポンスタイムとは?れすぽんすたいむ
レスポンスタイムとは、利用者が処理を依頼してから、システムが最初の応答を返し始めるまでの時間。応答時間ともいう。依頼から処理がすべて終わって結果が出そろうまでを測るターンアラウンドタイムとは区別され、利用者が体感する速さを表す指標として使われる。
最終更新:2026-10-10
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システムの性能は機械の処理能力だけでは評価できない。同じ量の仕事をこなしていても、画面が何秒も止まれば利用者は遅いと感じ、窓口や店頭の業務が滞る。そこで利用者が待たされる時間を切り出して測り、要件定義の非機能要件やサービスレベル合意(SLA)に目標値として書けるようにしたのがレスポンスタイムである。ITパスポートでは性能指標の区別として頻出する。
具体例
社内の経費精算システムで、申請ボタンを押してから画面に完了メッセージが出始めるまでが3秒なら、レスポンスタイムは3秒。夜間に給与計算をまとめて処理する場合のように、実行を投入してから全件終わるまでを測るときはターンアラウンドタイムになる。
試験での引っ掛け
最初の応答が返り始めるまでがレスポンスタイム、依頼から結果が全部出終わるまでがターンアラウンドタイム、単位時間あたりに処理できる仕事量がスループット。3つを取り違えやすく、レスポンスタイムとターンアラウンドタイムは短いほど、スループットは大きいほど良い、と向きも合わせて覚える。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問61(IPA)解説で登場
コンピュータシステムが単位時間当たりに処理できるジョブやトランザクションなどの処理件数のことであり、コンピュータの処理能力を表すものはどれか。
正解:スループット
要点:スループットは単位時間あたりの処理件数で表す処理能力
スループットは、単位時間あたりに処理できる仕事量を表す指標で、システム全体の処理能力を示すときに用いる。これに対し、一つの要求を出してから結果が返るまでの時間はレスポンスタイムであり、量を測る指標と時間を測る指標という違いがある。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)
システムが実現すべき応答時間などのシステムの品質を明確にする工程として、適切なものはどれか。
正解:システム要件定義
要点:応答時間などの非機能要件はシステム要件定義で決める
応答時間や稼働率などの品質に関する要求は非機能要件と呼ばれ、システムが備えるべき性質としてシステム要件定義の段階で明確にする。ここで数値目標を定めておくことで、後の設計方針が決まり、テスト時に合否を判定する基準にもなる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問32(IPA)
実環境と同様のハードウェア、ソフトウェアを準備し、端末からの問合せのレスポンスタイムが目標値に収まることを検証した。このテストはどれか。
正解:システムテスト
要点:実環境相当で性能要件を確かめるのはシステムテスト
システムテストは、開発したソフトウェアを実際の運用環境に近い構成で組み上げ、システム全体として要求を満たすかを確かめる工程である。応答時間などの性能要件の検証もこの段階で行われる。単体や結合の段階では、まだシステム全体の性能を実環境相当で測ることはできない。
出典・参考
公式シラバスの8 コンピュータシステム > 44. システムの評価指標 > (1) システムの性能に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。