ランサムウェアとは?らんさむうぇあ
ランサムウェアとは、感染した端末やサーバのファイルを勝手に暗号化して開けなくし、元に戻す鍵と引き換えに金銭を要求するマルウェア。近年は暗号化の前にデータを盗み出し、支払わなければ公開すると重ねて脅す手口が主流で、業務停止と情報漏えいが同時に起きる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
かつての不正プログラムは破壊や愉快犯的な動作が中心で、攻撃者が直接現金を得る道筋は乏しかった。強力な暗号が誰でも使える形で普及し、追跡しにくい送金手段が現れたことで、被害者から直接支払わせる「商売」として成立してしまったのがこの類型である。ITパスポートでは、支払いではなくバックアップの取り方で備えるという対策側と必ず対にして問われる。
具体例
備えの型として、同じデータを3つ持ち、2種類の媒体に分け、1つは離れた場所に置く3-2-1ルールがシラバスに挙がっている。Amazon S3のオブジェクトロックのように保存後は一定期間書き換えも削除もできない保管先を使う、外付けHDDを取り終えたらケーブルごと外して金庫にしまう、といった実装がこれに当たる。
試験での引っ掛け
支払っても鍵が渡される保証はなく、犯罪組織への資金提供にもなるため、復旧の本命はバックアップという結論を外さない。そのバックアップが常時つながった共有フォルダに置いてあると本体もろとも暗号化されるので、切り離して保管しているかまでが問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問62(IPA)
ランサムウェアの説明として、適切なものはどれか。
正解:感染すると勝手にファイルやデータの暗号化などを行って、正常にデータにアクセスできないようにし、元に戻すための代金を利用者に要求するソフトウェア
要点:ランサムウェアはデータを人質に金銭を要求する不正プログラム
ランサムウェアは、感染したコンピュータのファイルを勝手に暗号化するなどして使えない状態にし、復旧と引き換えに金銭(身代金)を要求する不正プログラムである。ransomは身代金を意味し、金銭の要求を目的とする点が他のマルウェアと異なる特徴になる。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問56(IPA)
PC内のファイルを暗号化して使用不能にし、復号するためのキーと引換えに金品を要求するソフトウェアを何と呼ぶか。
正解:ランサムウェア
要点:ランサムウェアはファイルを暗号化し身代金を要求する
ランサムウェアは身代金(ransom)を要求する不正プログラムで、感染したPC内のファイルを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻すための復号鍵と引換えに金銭を要求する。バックアップの確保やOS・ソフトの更新が基本的な備えとなる。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問98(IPA)
攻撃者が他人のPCにランサムウェアを感染させる狙いはどれか。
正解:PC内のファイルを使用不能にし、解除と引換えに金銭を得る。
要点:ランサムウェアはファイルを人質に金銭を要求する
ランサムウェアは、感染したPCのファイルを暗号化するなどして使えない状態にし、元に戻すことと引換えに金銭を要求するマルウェアである。金銭の詐取そのものが目的で、支払っても復旧される保証はない。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 61. 情報セキュリティ > (3) 脅威と脆弱性に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。