モデル化(確定モデル・確率モデル)とは?もでるか
モデル化(確定モデル・確率モデル)とは、現実の問題から、判断に必要な要素と関係だけを取り出して、数式や図として表すこと。結果が一通りに決まる確定モデルと、確率で結果がばらつく確率モデルに分かれ、作ったモデルに条件を入れて結果を試すのがシミュレーションである。在庫量や発注のタイミングのように勘に頼りがちな判断を、数字で比べられる形にするために行う。
最終更新:2026-10-10
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現実の業務には数え切れない要素が絡むため、そのまま考えると人によって結論が変わり、なぜそう決めたのかを説明できない。判断に効く要素だけを残して他を切り捨てれば、条件を変えたときに何がどう動くかを計算でき、結論の根拠も示せる。切り捨てる部分がある以上モデルは現実そのものではないが、比較と説明のための共通の土台になる。意思決定の節でモデル化が最初に置かれているのはこのためである。
具体例
コンビニエンスストアの発注では、過去の販売数と気温・曜日の関係を式にして翌日の売れ行きを見積もる。天候で結果がばらつく商品は確率モデルとして扱い、欠品による機会損失と廃棄の費用を比べて発注量を決める。運送会社が配送ルートを決めるときも、地点と所要時間をモデル化して総距離を計算する。
試験での引っ掛け
モデル化とシミュレーションの取り違えに注意する。現実を式や図に置き換えるのがモデル化、そのモデルに条件を入れて結果を試すのがシミュレーションである。また確定モデルは結果が一通りに決まるもの、確率モデルは結果がばらつくもので、待ち行列や在庫のように偶然が絡む問題は確率モデルとして扱う。
関連用語
出た過去問
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)
業務をモデル化する際のモデリング手法の適切な組合せはどれか。
要点:業務プロセスはDFD、データ構造はE-R図
DFDはデータの流れと処理・データストアで業務の処理過程を表す図であり、業務プロセスのモデル化に用いる。E-R図は実体(エンティティ)とその間の関連を表す図で、データ構造のモデル化に用いる。PERTは作業の順序と所要時間から日程を管理する手法で、モデリング手法ではない。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)
ソフトウェア開発で利用する手法に関する記述a〜cと名称の適切な組合せはどれか。 a 業務の処理手順に着目して、システム分析を実施する。 b 対象とする業務をデー…
正解:a:プロセス中心アプローチ b:データ中心アプローチ c:オブジェクト指向
要点:手順重視・データ重視・一体化でアプローチを区別する
プロセス中心アプローチは業務の処理手順を軸に分析し、データ中心アプローチはデータとその関連を軸にモデル化する。オブジェクト指向はデータとそれを扱う処理を一体の部品(オブジェクト)としてまとめ、組み合わせて開発する。aは手順、bはデータの関連、cは一体化なので順に対応する。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問12(IPA)
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問1(IPA)
情報システム部員の技術スキル習得に関する施策のうち,OJTに該当するものはどれか。
正解:参画しているプロジェクトにおいて,モデル化のスキルを習得するため,一部の業務プロセスのモデル化を担当した。
要点:OJTは実務を通じた育成、研修や通信教育はOff-JT
OJT(On the Job Training)は、実際の業務を遂行しながら、その中で必要な知識や技能を身に付けさせる教育手法である。ポイントは「日常業務そのものが訓練の場になっている」ことで、業務から切り離した研修やセミナー、通信教育はOff-JTに分類される。実案件の一部を担当させて経験を通じてスキルを習得させる形が、典型的なOJTにあたる。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問69(IPA)
サイバーキルチェーンの説明として,適切なものはどれか。
正解:情報システムへの攻撃段階を,偵察,攻撃,目的の実行などの複数のフェーズに分けてモデル化したもの
要点:サイバーキルチェーンは攻撃の流れを段階に分けたモデル
サイバーキルチェーンは、標的型攻撃の一連の流れを偵察、武器化、配送、侵入、遠隔操作、目的の実行といった段階に分けて整理したモデルです。どの段階で断ち切れば被害を防げるかを考えるための枠組みとして使われます。
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (4) 意思決定に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。