OJTとは?おーじぇーてぃー
OJT(On the Job Training)は、実際の仕事をしながら、上司や先輩が計画的に指導する教育のやり方。これに対して、職場を離れて行う集合研修や外部セミナーはOff-JT(Off the Job Training)、社員が自分の意思で進める勉強はSD(Self Development:自己啓発)と呼ぶ。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
仕事をしながら教わると身につきやすいが、教える人の力量や担当した仕事によって、覚えられることにばらつきが出る。そこで、全員に共通する知識は職場を離れてまとめて教え(Off-JT)、本人が伸ばしたい力は自分で学ぶ(SD)、と組み合わせて人を育てる。
具体例
トヨタ自動車は、職場の上司や先輩が日々の仕事を通じて部下を育てるOJTを人材育成の中心に置いている。会社員の身近な例では、営業に配属された新人が先輩の商談に同行し、その場で話し方を教わるのがOJT、入社時に会議室でビジネスマナー研修を受けるのがOff-JT、ITパスポートの勉強を休日に自分で進めるのがSD。
試験での引っ掛け
OJTかどうかの分かれ目は場所ではなく「実際の業務を通じて教えるか」。職場の会議室で行う集合研修はOJTではなくOff-JT。また、会社が業務として受けさせる研修(Off-JT)と、本人が自発的に行う自己啓発(SD)を取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問1(IPA)
情報システム部員の技術スキル習得に関する施策のうち,OJTに該当するものはどれか。
正解:参画しているプロジェクトにおいて,モデル化のスキルを習得するため,一部の業務プロセスのモデル化を担当した。
要点:OJTは実務を通じた育成、研修や通信教育はOff-JT
OJT(On the Job Training)は、実際の業務を遂行しながら、その中で必要な知識や技能を身に付けさせる教育手法である。ポイントは「日常業務そのものが訓練の場になっている」ことで、業務から切り離した研修やセミナー、通信教育はOff-JTに分類される。実案件の一部を担当させて経験を通じてスキルを習得させる形が、典型的なOJTにあたる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問6(IPA)解説で登場
社員育成方法のうち、Off-JTに分類されるものはどれか。
正解:仕事を離れて実施される教育訓練を通じて、知識や技術を習得させる。
要点:Off-JTは職場を離れた集合研修、OJTは実務を通じた指導
Off-JT(Off the Job Training)は、日常業務から離れた場で行う集合研修や外部セミナーなどの教育訓練を指す。これに対しOJTは実際の仕事を通じて上司や先輩が計画的に指導する方法である。両者は「職場を離れるかどうか」で区別する。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問25(IPA)
OJTに該当する事例として、適切なものはどれか。
正解:部下の企画立案能力向上のために、チームの販売計画の立案を命じた。
要点:OJTは実際の業務を通じて育成する方法
OJT(On the Job Training)は、日常の実務そのものを通じて上司や先輩が指導し、必要な知識や能力を身に付けさせる育成方法である。実際の業務課題を任せて経験させる形がこれに当たる。研修会・勉強会・説明会のように、業務から離れた場で行う教育はOff-JTに分類される。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問3(IPA)
現在担当している業務の実践を通じて、業務の遂行に必要な技術や知識を習得させる教育訓練の手法はどれか。
正解:OJT
要点:OJTは実務を通じた訓練、Off-JTは職場を離れた研修
実際の職務を通じて上司や先輩が指導し、必要な技術・知識を身に付けさせる方法をOJT(On the Job Training)という。現場の業務そのものが教材になるため実践的で、個々の習熟度に合わせやすい反面、指導者の力量に左右されやすい。職場を離れて行う研修であるOff-JTとの対比で覚えるとよい。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問24(IPA)
部下の育成・指導事例のうち、OJTに当たるものはどれか。
正解:部下の設計能力の向上のために、新規開発のプロジェクトに参加させた。
要点:OJTは日常業務そのものを通じた指導。研修受講はOff-JT
OJTは、日常の業務そのものを通じて上司や先輩が部下を指導し、必要な知識や技能を身に付けさせる育成方法である。新規開発プロジェクトへ参加させて実務の中で設計能力を高めさせるのは、まさにこの形にあたる。研修や講習会の受講は職場を離れて行うOff-JTであり、自ら目標と計画を立てさせる取り組みは自己啓発の支援に近い。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。