システム化計画とは?
システム化計画とは、経営課題を解決するために、どのような情報システムを、いつまでに、どのような体制・予算で構築するかを具体化した計画。システム化構想をもとに、対象業務範囲・スケジュール・投資予算などを定める。
ITパスポートの過去問では16回出題されています(2009年度〜2026年度)。
しすてむかけいかく
システム化計画の意味
経営課題を解決するために、どのような情報システムを、いつまでに、どのような体制・予算で構築するかを具体化した計画。システム化構想をもとに、対象業務範囲・スケジュール・投資予算などを定める。
システム化計画の具体例
「受発注業務のミスを減らす」という経営課題に対し、対象業務範囲、導入時期、必要な予算、開発体制をまとめた計画書を作成する。
システム化計画は試験でどう引っ掛けられる?
順序はシステム化構想→システム化計画→要件定義。構想が「何のために行うか」、計画が「いつ・いくらで・どの範囲か」を決める段階で、機能の詳細を詰めるのは次の要件定義の役割。工程の順番が狙われる。
システム化計画と関連する用語
システム化計画が出た過去問
要件定義プロセスに含まれる作業はどれか。
正解:システム利用者のニーズの整理
要点:要件定義は利用者のニーズを整理し要求としてまとめる工程
要件定義プロセスは、システムに何を求めるかを明らかにする工程であり、利用者や関係者のニーズを収集・整理して合意することが中心となる。これより前の企画プロセスで投資対効果の検討やシステム化計画の策定を行い、これより後の開発プロセスで設計を進めるという位置付けである。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問19(IPA)ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいて、システム化計画の立案で行うべき作業はどれか。
正解:導入の費用対効果の予測
要点:システム化計画では投資対効果を見積もり実現方法を具体化
システム化計画の立案は、企画プロセスのうちシステム化構想を受けて実現方法を具体化する段階で、対象範囲やスケジュール、体制とともに、投資に見合う効果が得られるかを見積もる。経営上の課題確認はその前のシステム化構想の段階、要件の定義や調達先の評価基準づくりはその後の工程にあたる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問25(IPA)システム構築プロジェクトを開始するに当たり、"品質","コスト","納期"の目標値を設定する段階として、適切なものはどれか。
正解:システム化計画の立案
要点:QCDの目標値はシステム化計画の立案で決める
品質・コスト・納期(QCD)の目標値は、企画プロセスであるシステム化計画の立案段階で設定する。ここで開発の範囲・体制・スケジュール・費用の枠組みを決め、以降の要件定義や開発はこの枠組みに沿って進められる。目標値が無いまま要件定義に入ると、投資判断や進捗評価の基準が持てない。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)ソフトウェアライフサイクルの主プロセスを、企画、要件定義、開発、運用、保守に分け、企画プロセスでシステム化計画の立案を行うとき、そこで実施する作業として、適切な…
正解:対象業務を確認・分析し、業務機能をモデル化する。
要点:企画では業務を分析し業務機能をモデル化する
企画プロセスのシステム化計画立案では、経営上のニーズを受けて対象業務そのものを確認・分析し、業務の機能をモデルとして整理する。ここで扱うのは業務の全体像であり、システムに求める具体的な機能や性能を確定させるのは後続の要件定義プロセスの仕事である。上流ほど「何のために・どの業務を」を扱い、下流ほど「どう作るか」に移る。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問12(IPA)X社のシステム部門に所属しているA氏は、自社の会計システムの再構築プロジェクトの責任者を任された。システムの再構築を、企画プロセス、要件定義プロセス、開発プロセ…
正解:品質、コスト、納期の目標値と優先順位を設定する。
要点:企画のシステム化計画ではQCDの目標と優先順位を決める
企画プロセスは、システム化の方針を定めて実現可能性や体制、費用、スケジュールなどの大枠を決める段階である。この段階のシステム化計画では、品質・コスト・納期といった目標値と優先順位を定め、後続工程の判断基準を作る。個別の要件確定は要件定義プロセス、ベンダ選定は調達の作業であり、企画プロセスの立案作業とは分けて考える。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。