標的型攻撃とは?
標的型攻撃とは、特定の組織や個人を狙い、業務に関係があるように装ったメールなどを使って侵入を試みる攻撃。不特定多数に送るばらまき型の攻撃と異なり、事前に対象を調べたうえで巧妙に仕掛けられる。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2017年度〜2022年度)。
ひょうてきがたこうげき
標的型攻撃の意味
特定の組織や個人を狙い、業務に関係があるように装ったメールなどを使って侵入を試みる攻撃。不特定多数に送るばらまき型の攻撃と異なり、事前に対象を調べたうえで巧妙に仕掛けられる。
標的型攻撃の具体例
取引先を装ったメールに偽の請求書ファイルを添付して送りつけ、開かせることでマルウェアに感染させ、社内ネットワークへの侵入口にする。
標的型攻撃は試験でどう引っ掛けられる?
不特定多数へばらまくフィッシングとの違いは、対象を絞って事前に調べ込む点。取引先や上司を装うため「日本語が不自然か」という従来の見分け方が通じない。閲覧先サイトを改ざんして待ち構える水飲み場型もこの一種。
標的型攻撃と関連する用語
標的型攻撃が出た過去問
次の事例に該当する攻撃はどれか。 〔事例〕 広報担当のA氏宛てに、新聞社を名乗る相手から取材依頼の電子メールが届いた。送信元がフリーメールのアドレスであり、本文…
正解:標的型攻撃
要点:標的型攻撃は特定組織を狙い業務を装ったメールで侵入する
標的型攻撃は、特定の組織や担当者を狙い、業務上ありそうな内容の電子メールで不正なURLや添付ファイルを開かせて感染させる攻撃である。事例では広報担当者という職務に合わせて取材依頼を装い、複数の事業部の同じ担当者へ送られており、狙いを定めた攻撃の特徴が表れている。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問96(IPA)J-CRATに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:相談を受けた組織に対して、標的型サイバー攻撃の被害低減と攻撃の連鎖の遮断を支援する活動を行う。
要点:J-CRATは標的型攻撃の被害低減と連鎖遮断を支援
J-CRAT(サイバーレスキュー隊)はIPAが運営する組織で、標的型サイバー攻撃を受けた、あるいは兆候を相談してきた組織に対し、被害の拡大を抑え、他組織へ攻撃が連鎖することを断ち切るための支援を行う。分析結果を助言する立場であり、被害組織に代わって対応の主体となるわけではない。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問81(IPA)特定のPCから重要情報を不正に入手するといった標的型攻撃に利用され、攻撃対象のPCに対して遠隔から操作を行って、ファイルの送受信やコマンドなどを実行させるものは…
正解:RAT
要点:RATは感染端末を遠隔操作する標的型攻撃のマルウェア
RATは攻撃者が感染したPCを遠隔から自由に操作するためのマルウェアで、ファイルの持ち出しや任意のコマンド実行ができる。標的型攻撃では、まずこれを侵入させて長期間潜伏し、内部の重要情報を探って外部へ送り出す手口が使われる。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)サイバーキルチェーンの説明として,適切なものはどれか。
正解:情報システムへの攻撃段階を,偵察,攻撃,目的の実行などの複数のフェーズに分けてモデル化したもの
要点:サイバーキルチェーンは攻撃の流れを段階に分けたモデル
サイバーキルチェーンは、標的型攻撃の一連の流れを偵察、武器化、配送、侵入、遠隔操作、目的の実行といった段階に分けて整理したモデルです。どの段階で断ち切れば被害を防げるかを考えるための枠組みとして使われます。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問69(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。