RAT(遠隔操作型マルウェア)とは?らっと
RAT(遠隔操作型マルウェア)とは、RAT(Remote Access Trojan:遠隔操作型マルウェア)は、感染したパソコンを、離れた場所にいる攻撃者が持ち主になりすまして動かせるようにしてしまう不正プログラムである。添付ファイルを開いても画面上は何も起きないので本人は気づかず、その裏で社内の共有フォルダの資料が持ち出され、本人名義のメールで取引先まで被害が広がっていく。
最終更新:2026-10-10
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かつてのウイルスは画面を壊す、ファイルを消すといった目に見える被害が目的で、気づかれることが前提だった。現在の攻撃は情報を盗み続けて売ることが目的なので、気づかれないほど価値が上がる。そのため、派手な動作をせず、正規の通信に紛れて外部と連絡を取り続ける形に変わった。取引先を装ったメールの添付ファイルから入り込み、社内を横に広がっていくのが典型的な流れである。
具体例
取引先との過去のメールへの返信を装って届くEmotet(エモテット)は、添付されたWordやExcelのマクロを有効にすると外部から操作される仕組みを取り込む。感染すると端末内のメール本文とアドレス帳が盗まれ、その内容を使って次の相手へ「本物らしい返信」が送られるため、受け取った側も疑いにくい。
試験での引っ掛け
マルウェアの種類の入れ替えが出題点である。「ネットワークを介して他人のPCを自由に操ったり重要な情報を盗んだりする」のがRATやボット、「ワープロや表計算のデータファイルに感染する」のがマクロウイルス、「自己複製しながらコンピュータ間を移動する」のがワームで、この3つを並べて出す。もう一つ、遠隔操作されると本人が操作したとおりの記録が残るため、ログに残った利用者を実行者と断定できない。正規の遠隔サポートソフトとの違いは、会社が承認して導入したものかどうかで判断する。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)
特定のPCから重要情報を不正に入手するといった標的型攻撃に利用され、攻撃対象のPCに対して遠隔から操作を行って、ファイルの送受信やコマンドなどを実行させるものは…
正解:RAT
要点:RATは感染端末を遠隔操作する標的型攻撃のマルウェア
RATは攻撃者が感染したPCを遠隔から自由に操作するためのマルウェアで、ファイルの持ち出しや任意のコマンド実行ができる。標的型攻撃では、まずこれを侵入させて長期間潜伏し、内部の重要情報を探って外部へ送り出す手口が使われる。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 61. 情報セキュリティ > (3) 脅威と脆弱性に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。