フラッシュメモリとは?ふらっしゅめもり
フラッシュメモリは、電気の働きでデータを消したり書き込んだりでき、電源を切っても内容が消えない(不揮発性の)半導体のメモリ。USBメモリ、SDカード、スマートフォンの内蔵ストレージ、SSD(Solid State Drive:円盤を回さずに半導体で記録する補助記憶装置)に使われている。ITパスポートでは「電気的に書き換えができる不揮発性の半導体メモリ」という説明を選ばせる問題や、ハードディスク・光ディスク・DRAM(Dynamic Random Access Memory:パソコンが作業中のデータを一時的に置く、電源を切ると内容が消えるメモリ)との違いがよく問われる。
最終更新:2026-10-10
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ハードディスクは円盤を回して磁気で記録する機械仕掛けのため、落としたり揺らしたりすると壊れやすく、持ち歩く機器には向かなかった。動く部品を持たず、電源を切っても内容が残り、しかも何度も書き換えられる記録媒体として、1980年代に東芝の舛岡富士雄らがフラッシュメモリを考案した。小さく軽く衝撃に強いため、携帯機器の普及とともに広まった。
具体例
取引先との打合せ資料をUSBメモリに入れて持ち出したり、デジタルカメラのSDカードに写真を保存したりするのは、どちらもフラッシュメモリを使っている。ノートパソコンの多くも、記憶装置がハードディスクからSSDに置き換わり、起動が速く、持ち運び中の衝撃にも強くなった。東芝のメモリ事業を引き継いだキオクシアは、フラッシュメモリの大手メーカーである。
試験での引っ掛け
フラッシュメモリは電源を切っても内容が残る不揮発性で、電源を切ると消えるDRAM(主記憶に使うメモリ)とは逆。また磁気で記録するハードディスクや、レーザ光で読み書きする光ディスク(DVDなど)とは仕組みが違う。「一度だけ書き込めて、あとは読み出し専用」という説明はフラッシュメモリではない。さらに、何度でも書き換えられるわけではなく、書き換え回数には上限がある。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問57(IPA)
フラッシュメモリを用いたSSD(Solid State Drive)は、ハードディスクの代わりとして期待されている記憶装置である。このSSDを用いるときに留意す…
正解:書込み回数に上限がある。
要点:SSDはフラッシュメモリの書換え回数に上限がある
SSDに使われるフラッシュメモリは、記憶素子を書き換えるたびに劣化が進み、書換え可能な回数に上限がある。そのため書込みを分散させる制御などで寿命を延ばす工夫が施されている。可動部がないため衝撃に強く、シーク動作もないので断片化の影響は磁気ディスクほど大きくない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問81(IPA)
フラッシュメモリに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:記憶内容の保持に電力供給を必要としない。
要点:フラッシュメモリは電源不要で内容を保つ不揮発性メモリ
フラッシュメモリは電気的に書換えができる不揮発性の半導体メモリで、電源を切っても記憶内容が保たれる。小型で衝撃に強いため、メモリカードやUSBメモリ、SSDなど幅広く使われている。一度しか書き込めないメモリや、レーザ光を用いる光ディスクとは仕組みが異なる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問61(IPA)解説で登場
記憶素子として半導体メモリを用いているものはどれか。
正解:USBメモリ
要点:USBメモリの記憶素子はフラッシュメモリ(半導体)。CD/DVDは光、MDは磁気
USBメモリは、電源を切ってもデータを保持するフラッシュメモリという半導体メモリを記憶素子として使う。他の選択肢は、レーザ光で記録面のピットや反射率の違いを読み取る光ディスク、あるいは磁気を利用する記録媒体であり、いずれも半導体メモリではない。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)
DRAM, ROM, SRAM, フラッシュメモリのうち、電力供給が途絶えても内容が消えない不揮発性メモリはどれか。
正解:ROMとフラッシュメモリ
要点:不揮発性はROMとフラッシュ、DRAM・SRAMは揮発性
不揮発性メモリは電源を切っても記憶内容が保持されるもので、ROMとフラッシュメモリがこれにあたる。一方、主記憶に使われるDRAMやキャッシュに使われるSRAMは揮発性で、電力供給が止まると内容が失われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。