SRAMとは?えすらむ
略語の意味
SRAM=static random access memory
読み書きがとても速いが値段が高い、電気の部品(半導体)でできたメモリ。電源を切ると中身が消え、CPU のそばのキャッシュメモリ(よく使うデータを一時的に置いて、読み書きを速くするための小さなメモリ)に使われる
- static
- 静的な(電気を入れている間は書き戻しなしで中身を保つ)
- random
- 順番に関係なく好きな場所の
- access
- 読み書きすること
- memory
- 記憶する装置
SRAM(Static RAM:スタティックRAM)は、半導体でできたメモリの一種で、読み書きがとても速い代わりに、値段が高く大容量にしにくいのが特徴です。電源を切ると内容が消える「揮発性」のメモリです。この性質から、CPUのすぐそばに置いて処理を速くするキャッシュメモリに使われます。同じ揮発性で、安くて大容量にしやすいDRAM(Dynamic RAM:ダイナミックRAM)は主記憶(メモリ)に使われます。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
メモリは速くしようとすると高くなり、安くしようとすると遅くなります。全部を速いメモリで作るのは費用の面で現実的ではありません。そこで、よく使う一部のデータだけを少量の速いSRAMに置き、大部分は安いDRAMに置くという分担が採られました。
具体例
パソコンのCPUの中にあるキャッシュメモリはSRAMで作られていて、容量は数Mバイト程度です(M=100万倍)。一方、パソコンの仕様表に「メモリ16Gバイト」と書かれている主記憶はDRAMで、安く大容量にできるため、こちらが使われています。
試験での引っ掛け
Static(静的)を「電源を切っても消えない」と読むのは誤りです。SRAMもDRAMも電源を切れば内容は消えます(揮発性)。電源を切っても内容が残る不揮発性のメモリは、ROM(Read Only Memory:読み出し専用のメモリ)やフラッシュメモリ(USBメモリやSSDに使われるメモリ)です。DRAMと比べたときのSRAMは「速い・高い・容量が小さい」と押さえます。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問83(IPA)解説で登場
PCに利用されるDRAMの特徴に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:主記憶装置に利用される。
要点:DRAMは揮発性で安価・大容量、主記憶に使われる
DRAMは、記憶素子にコンデンサを用いるため定期的な再書込み(リフレッシュ)が必要な揮発性メモリである。構造が単純で大容量化しやすく単価も低いことから、主記憶装置として広く使われる。速度で勝るSRAMは構造が複雑で高価なため、主にキャッシュメモリに用いられる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問58(IPA)
媒体①〜⑤のうち、不揮発性の記憶媒体だけを全て挙げたものはどれか。 ①DRAM ②DVD ③SRAM ④磁気ディスク ⑤フラッシュメモリ
正解:②, ④, ⑤
要点:DRAM・SRAMは揮発性、光/磁気ディスクとフラッシュメモリは不揮発性
不揮発性とは電源を切っても記録内容が保持される性質である。光ディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリはいずれも電源が不要で内容を保持する。一方、DRAMとSRAMは主記憶やキャッシュに使われる半導体メモリで、電源を切ると内容が消える揮発性メモリである。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)
DRAM, ROM, SRAM, フラッシュメモリのうち、電力供給が途絶えても内容が消えない不揮発性メモリはどれか。
正解:ROMとフラッシュメモリ
要点:不揮発性はROMとフラッシュ、DRAM・SRAMは揮発性
不揮発性メモリは電源を切っても記憶内容が保持されるもので、ROMとフラッシュメモリがこれにあたる。一方、主記憶に使われるDRAMやキャッシュに使われるSRAMは揮発性で、電力供給が止まると内容が失われる。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問76(IPA)解説で登場
メモリに関する説明のうち,適切なものはどれか。
正解:DRAMは,定期的に再書込みを行う必要があり,主に主記憶に使われる。
要点:DRAMはリフレッシュが必要な主記憶用メモリ
DRAMはコンデンサに電荷をためて記憶する方式で、放置すると電荷が失われるため定期的な再書込み(リフレッシュ)が必要になる。構造が単純で大容量化しやすく安価なため、主記憶に広く使われる。SRAMは高速だが揮発性でキャッシュ向き、ROMは読出し専用、フラッシュメモリは書換え可能な不揮発性メモリという整理で覚えるとよい。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)
コンピュータの記憶階層におけるキャッシュメモリ、主記憶及び補助記憶と、それぞれに用いられる記憶装置の組合せとして、適切なものはどれか。
正解:キャッシュメモリ:SRAM 主記憶:DRAM 補助記憶:SSD
要点:記憶階層はSRAM→DRAM→SSD/HDDの順に低速大容量
記憶階層は、高速だが高価で容量の小さいものから順に、キャッシュメモリ・主記憶・補助記憶と並ぶ。キャッシュには高速なSRAM、主記憶には大容量で安価なDRAM、補助記憶には電源を切っても内容が残るSSDやHDDが用いられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。