ROMとは?ろむ
略語の意味
ROM=read only memory
中身を読み出すことはできるが、ふだんは書き換えないメモリ。電源を切っても中身が消えない
- read
- 読み出すこと
- only
- だけ
- memory
- 記憶する装置
ROM(Read Only Memory:読み出し専用のメモリ)は、記録された内容を読み出すことはできるが、原則として書き換えができないメモリ。電源を切っても内容が消えない「不揮発性」のメモリで、自由に読み書きできるが電源を切ると内容が消えるRAM(Random Access Memory)と対で問われる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
コンピュータは電源を入れた直後、何をすればよいかを知らない。起動のための最初の手順を電源を切ると消えるメモリに置いておくことはできないので、書き換わらず電源がなくても内容が残る場所が要る。一方、作業中のデータは何度も書き換えるので、速く自由に書けるRAMが別に要る。この2つの役割を1種類のメモリでは満たせないことが、ROMとRAMの分担の理由である。
具体例
任天堂のファミリーコンピュータのゲームカセットには、製造時にゲームのプログラムを書き込んだROMが入っており、遊ぶ側が中身を書き換えることはできなかった。パソコンでも、電源を入れて最初に動くBIOS(起動の最初の手順を受け持つプログラム)は、マザーボード上の不揮発性メモリに書き込まれている。ソフトやデータの配布に使われたCD-ROMも、読み出し専用の記録媒体という同じ意味の名前である。
試験での引っ掛け
「電源を切っても内容を保持する」のが不揮発性で、ROMやフラッシュメモリがあたる。RAMは電源を切ると消える揮発性で、パソコンの主記憶(作業机にあたるメモリ)に使われる。スマートフォンの仕様表で見かける「ROM 128GB」は、実際には書き換えできるフラッシュメモリの容量を指す慣用的な呼び方で、試験では本来の意味(読み出し専用)で答える。また、RAMの「Random Access」は好きな位置を直接読み書きできるという意味である。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問32(IPA)
CD-ROMに記録されたPCのソフトウェアパッケージを購入することによって、購入者に帰属する権利はどれか。
正解:CD-ROMに記録されたプログラムの使用権
要点:パッケージ購入で得られるのは著作権ではなく使用権
市販のソフトウェアパッケージを購入して得られるのは、使用許諾契約に基づくプログラムの使用権である。プログラムの著作権は開発した権利者に残るため、購入者が複製や改変、再配布を自由に行えるわけではない。媒体であるCD-ROMの所有権は移るが、それと著作権は別のものである。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)解説で登場
PCの補助記憶装置であるハードディスク装置の説明として、適切なものはどれか。
正解:ランダムアクセスが可能である。
要点:ハードディスクは不揮発でランダムアクセス可能な補助記憶
ハードディスクは磁気ディスクに磁化の向きでデータを記録する補助記憶装置で、ヘッドを目的の位置へ移動させることで任意の場所へ直接アクセスできる(ランダムアクセス)。磁気による記録なので電源を切っても内容は保たれ、CD-ROMより高速で、主記憶として使われることはない。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)解説で登場
PCのディスプレイに表示する文字や図形などのデータを格納する専用のメモリはどれか。
正解:グラフィックスメモリ
要点:画面表示用データを保持する専用メモリがグラフィックスメモリ
グラフィックスメモリ(VRAM)は、画面に表示する内容を保持するための専用メモリで、解像度や表示色数に応じた容量が必要になる。DVD-Videoは映像を記録した光ディスクの規格、ROMは書換えを前提としない読出し専用メモリ、キャッシュメモリはCPUと主記憶の速度差を埋める高速メモリで、いずれも表示データの保持を担うものではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。