ファイアウォールとは?ふぁいあうぉーる
ファイアウォールとは、社内ネットワークとインターネットの境界に置き、送信元・宛先のIPアドレス(ネットワーク上の住所)やポート番号(どのサービス宛ての通信かを表す番号)を、あらかじめ定めた規則と照らして、許可しない通信を遮断する仕組み。組織の出入口を1か所に絞り、そこで通してよい通信だけを通す関所の役割を果たす。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
インターネットにつなぐということは、世界中の誰からでも社内の機器へ届く経路ができるということでもある。機器を1台ずつ守るのは現実的でないので、外とつながる出入口を絞り、そこで一括して要らない通信を落とす。守る範囲を境界の1点に集めるという、防御の基本形にあたる。
具体例
社内ネットワークの入口にファイアウォールを置き、外部から社内サーバへ入ってくる通信のうち、公開しているWeb用の通信だけを許可して他をすべて遮断すると、不正侵入の入口を大きく減らせる。
試験での引っ掛け
判断材料は主にアドレスとポート番号で、許可した通信の中身までは調べない。だからウイルスの混入やSQLインジェクション(入力欄に命令を紛れ込ませる攻撃)は止められず、そこはマルウェア対策ソフトや、WAF(Web Application Firewall:Webアプリケーションへの攻撃を通信の中身から見つけて防ぐ仕組み)・IPS(Intrusion Prevention System:不正な侵入を見つけて遮断する仕組み)の担当という役割分担になる。「入れておけば安全」型の選択肢は誤り。
関連用語
出た過去問
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問74(IPA)
インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的として、インターネットと内部ネットワークの間に設置する仕組みはどれか。
正解:ファイアウォール
要点:ファイアウォールは内外の境界で通信を選別し不正侵入を防ぐ
ファイアウォールは、インターネットと内部ネットワークの境界に置き、あらかじめ定めた規則に従って通信を通すか遮断するかを判断する仕組みである。これにより外部からの不正アクセスや不要な通信を遮り、内部ネットワークを保護する。DNSサーバは名前解決、ルータは経路選択が本来の役割で、WANは広域ネットワークそのものを指す。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問68(IPA)
ネットワークにおいて、外部からの不正アクセスを防ぐために内部ネットワークと外部ネットワークの間に置かれるものはどれか。
正解:ファイアウォール
要点:ファイアウォールは内外の境界で通信を選別する
ファイアウォールは、内部ネットワークと外部ネットワークの境界に置かれ、通過させる通信をあらかじめ定めた規則に従って選別する仕組みである。許可されていない通信を遮断することで、外部からの不正アクセスを防ぐ。他の選択肢は名前解決や検索、機器の接続を担うもので、通信の選別を目的としていない。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問62(IPA)
無線LANの通信は電波で行われるため、適切なセキュリティ対策が欠かせない。無線LANのセキュリティ対策のうち、無線LANアクセスポイントで行うセキュリティ対策で…
正解:パーソナルファイアウォールを導入する。
要点:パーソナルファイアウォールは端末側の対策。APはフィルタ・暗号化・ステルス化
パーソナルファイアウォールは、PCなど端末側に導入して不要な通信を遮断するソフトウェアであり、アクセスポイントで設定する対策ではない。アクセスポイント側で行う対策としては、接続を許す機器を限定するMACアドレスフィルタリング、通信内容の暗号化、ネットワーク名を隠すステルス化などがある。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問68(IPA)
ファイアウォール機能付きルータとハブを用いて、PC3台とインターネット対応テレビをインターネットに接続したい。全ての機器に対して、ルータのファイアウォール機能が…
正解:ア
要点:守りたい機器はすべてルータのLAN側に接続する
ファイアウォールはWAN側とLAN側の境界に置かれ、LAN側につながる機器をインターネットからの通信から守る。したがって、守りたい機器はすべてルータのLAN側に接続する必要がある。PC3台とテレビをハブでまとめ、そのハブをルータのLAN側につなぐ構成なら、全機器がファイアウォールの内側に入る。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 > (1) 情報セキュリティ対策の種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。