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コンプライアンスとは?こんぷらいあんす

コンプライアンスとは、企業が法令だけでなく、社内規則や社会から期待される振る舞いまで守って活動すること。法令遵守と訳されることが多いが、実際に問われる範囲はもっと広く、「法律に触れていないから問題ない」で済まない判断が対象になる。会社は行動規範を文書にし、社員研修と、おかしいと思ったことを匿名でも相談できる内部通報の窓口を用意して、これを回している。社員の側から見れば、上司の指示であっても規範に反することは断ってよい、断る先が用意されている、というのがこの仕組みの意味である。IT絡みでは、顧客名簿を私物のUSBメモリに入れて持ち帰る、業務用ソフトを台数分買わずに使う、といった日常の行為が対象になる。

最終更新:2026-10-10

試験情報

ITパスポートの過去問では10回出題され、ほかに3問の解説で触れられています(2009年度〜2023年度)。

ITパスポートの頻出用語/ストラテジ系

別名:法令遵守

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背景

企業の不祥事が続いた時期に、原因の多くが「担当者が悪意で法を破った」のではなく、社内で無理な目標が下り、おかしいと思っても言い出す先がなかったことにあると分かってきた。そこで、法律に触れるかどうかを個人の判断に任せるのをやめ、守るべき行動を規範として文書にし、研修で配り、匿名でも相談できる通報の窓口を用意する、という形で仕組みにしたのがコンプライアンスである。社員の側から見れば、上司の指示でも断ってよい根拠と、断ったあとの行き先が用意されたことになる。試験でストラテジ系の常識として問われるのは、これが特定の部署ではなく全社員の行動に関わるからである。

具体例

イオンは行動規範と内部通報の窓口を設けていることを公表している。こうした仕組みの下では、たとえば店舗の担当者が「今月の数字が足りないから、来月納品ぶんを今月の売上として入力してほしい」と求められた場合、規則に反するとして断り、通報窓口へ相談する経路がある。総務が社内規程を定期的に見直したり、営業部門が広告表現を出す前に景品表示法の観点でチェックしたりするのも、同じ枠組みの中の活動になる。

試験での引っ掛け

「法律さえ守っていればコンプライアンス」と読み違えやすいが、社内規則・社会的規範・企業倫理まで含む。CSR(企業の社会的責任)との関係も定番で、CSRという広い活動の中にコンプライアンスが含まれる包含関係であり、両者を同じ意味として並べた選択肢は誤り。コーポレートガバナンス(経営を監視する仕組み)とも別で、ガバナンスは「経営者が暴走しないよう監視する」側、コンプライアンスは「守るべきことを守る」側と押さえる。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では10回出題(2009年度〜2023年度)
  • 分野:ストラテジ系
  • 「法律さえ守っていればコンプライアンス」と読み違えやすいが、社内規則・社会的規範・企業倫理まで含む。