監査役とは?
監査役とは、会社法に基づき、取締役の職務執行を監査する機関。独立した立場で内部統制システムの整備・運用状況を監視・検証し、必要に応じて取締役へ助言・勧告を行う。会計監査人・内部監査部門とも連携する。
ITパスポートの過去問では9回出題されています(2009年度〜2018年度)。
かんさやく
監査役の意味
会社法に基づき、取締役の職務執行を監査する機関。独立した立場で内部統制システムの整備・運用状況を監視・検証し、必要に応じて取締役へ助言・勧告を行う。会計監査人・内部監査部門とも連携する。
監査役の具体例
取締役会で決議された内部統制システム構築の基本方針が、実際に運用されているかを確かめ、監査報告書に記載する。
監査役は試験でどう引っ掛けられる?
監査役は「業務執行」を行わない。内部統制の整備そのものは経営者(取締役)の責任であり、監査役はその監視・検証を担う。
監査役と関連する用語
監査役が出た過去問
株式会社の最高意思決定機関はどれか。
正解:株主総会
要点:株式会社の最高意思決定機関は株主総会。取締役会はその下
株式会社では、出資者である株主が集まる株主総会が最高意思決定機関であり、定款変更や取締役の選任・解任、決算の承認など会社の根幹に関わる事項を決議する。取締役会は株主総会で選ばれた取締役による業務執行の意思決定機関、代表取締役はその執行者、監査役会は監査を担う機関であり、いずれも株主総会の下に位置付けられる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問13(IPA)基本方針に基づいて内部統制を整備及び運用する役割と最終責任を有する者はだれか。
正解:経営者
要点:内部統制を整備・運用する最終責任は経営者にある
内部統制は組織の運営そのものに関わる仕組みであり、基本方針を定めて整備・運用し、その有効性に最終的な責任を負うのは経営者である。監査役や内部監査人は、その仕組みが有効に機能しているかを監視・評価する立場にあり、整備の責任主体ではない。株主は経営者を選任・監督する立場である。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問45(IPA)監査役を選任する者又は機関として,適切なものはどれか。
正解:株主総会
要点:監査役は株主総会が選任し、取締役からの独立性を保つ
会社法では、監査役は株主総会の決議によって選任される。監査役は取締役の職務執行を監査する立場にあるため、監査される側である取締役会や社長が選任すると独立性が保てない。会計監査人も同じく株主総会で選任される立場であり、監査役を選ぶ権限はない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問16(IPA)経営者又は取締役会による企業の経営を、株主などの利害関係者が監督・監視する仕組みはどれか。
正解:コーポレートガバナンス
要点:コーポレートガバナンスは利害関係者が経営を監視する仕組み
コーポレートガバナンス(企業統治)は、経営者や取締役会による経営を、株主をはじめとする利害関係者が監督・監視し、健全で透明な経営を確保する仕組みである。社外取締役の設置や監査役制度、情報開示などがその具体的な手段になる。法令遵守そのものを指すコンプライアンスとは区別される。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)株主総会の決議を必要とする事項だけを、全て挙げたものはどれか。 a 監査役を選任する。 b 企業合併を決定する。 c 事業戦略を執行する。 d 取締役を選任する…
正解:a, b, d
要点:役員選任と合併は株主総会の決議事項、執行は業務側
株主総会は会社の最高意思決定機関で、役員(取締役・監査役)の選任や解任、合併などの組織再編といった会社の基礎に関わる重要事項を決議する。一方、決定された戦略を実際に実行するのは取締役や執行部門の業務であり、総会の決議事項ではない。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問26(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。