IoTとは?あいおーてぃー
略語の意味
IoT=Internet of Things
家電や機械、センサーなどの「モノ」をインターネットにつなぎ、集めたデータを役立てる仕組み
- Internet
- インターネット
- Things
- モノ
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)は、これまで通信機能を持たなかった家電・産業機械・センサーなどの「モノ」をネットワークにつなぎ、集めたデータを活用する仕組みや考え方。温度・位置・稼働状況をインターネット経由で集約し、遠隔監視、自動制御、故障の予兆検知といった新しいサービスにつなげる。もたらす効果は監視・制御・最適化・自律化の順で段階的に整理される。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
工場の機械が止まってから駆けつける、メーターを人が回って読む——モノの状態は、人が見に行くまで分からないのが当たり前だった。通信部品とセンサーが安くなり、電池で何年も動く省電力の無線(LPWAなど)が実用になったことで、モノ自身に状態を送らせることが費用の面で見合うようになった。人手をかけずに現場のデータが集まるため、これまで勘で決めていた保守や補充の時期を数値で決められるようになる。
具体例
コマツの建設機械には稼働状況を送る仕組み(KOMTRAX)が組み込まれており、稼働時間や位置、燃料の残量を遠隔で把握できる。集めたデータから部品交換の時期を先回りして案内する保守が成り立ち、機械が止まる前に手を打てる。
試験での引っ掛け
パソコンやスマートフォンをつなぐ話ではなく、通信機能を持たなかったモノをつなぐのが要点。機器どうしが人を介さず通信するM2Mを含みつつ、集めたデータの活用まで視野に入れた広い概念なので、M2Mの言い換えとすると誤り。AIやビッグデータはIoTと組み合わせて使われる別の要素であり、IoTの構成要素と断定する選択肢も誤りになる。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問3(IPA)
IoTの事例として、最も適切なものはどれか。
正解:飲み薬の容器にセンサを埋め込むことによって、薬局がインターネット経由で服用履歴を管理し、服薬指導に役立てることができる。
要点:IoTはモノ自体にセンサと通信機能を持たせて情報活用する
IoTは、従来インターネットにつながっていなかったモノにセンサや通信機能を組み込み、収集した情報を活用する仕組みである。薬の容器そのものにセンサを埋め込んで服用状況を自動的に取得する例は、まさにモノがネットにつながって価値を生む事例に当たる。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問13(IPA)
IoTに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:センサを搭載した機器や制御装置などが直接インターネットにつながり、それらがネットワークを通じて様々な情報をやり取りする仕組み
要点:IoTは機器が直接ネットにつながり情報をやり取りする
IoTは、センサや通信機能を備えた機器・制御装置が直接インターネットに接続し、収集した情報をやり取りして活用する仕組みである。人が操作しなくても機器どうしが情報を交換できる点が特徴で、遠隔監視や自動制御に応用される。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問71(IPA)
複数のIoTデバイスとそれらを管理するIoTサーバで構成されるIoTシステムにおける、エッジコンピューティングに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:IoTデバイス群の近くにコンピュータを配置して、IoTサーバの負荷低減とIoTシステムのリアルタイム性向上に有効な処理を行わせる。
要点:エッジ処理は機器の近くで処理し負荷と遅延を減らす
エッジコンピューティングは、機器の近くに処理を行うコンピュータを配置し、データを手元で処理・選別してからサーバへ送る方式である。サーバへ送るデータ量と負荷を減らせるうえ、通信の往復を待たずに応答できるためリアルタイム性も高まる。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問81(IPA)
IoTシステム向けに使われる無線ネットワークであり、一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と、最大で数十kmの通信が可能な広域性を有するものはどれか。
正解:LPWA
要点:LPWAは省電力かつ広域をカバーするIoT向け無線
LPWAは、通信速度を抑える代わりに極めて省電力で、数kmから数十kmという広い範囲をカバーできる無線通信方式の総称である。センサが少量のデータを間欠的に送るIoT用途に適しており、電池交換なしで長期間の運用が可能となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。