TPM(セキュリティチップ)とは?てぃーぴーえむ
略語の意味
TPM(セキュリティチップ)=Trusted Platform Module
パソコンなどに組み込まれ、暗号の鍵などの大事な情報を外から読み出せないように守る専用の部品(チップ)
- Trusted
- 信頼できる
- Platform
- 土台(ここではパソコンなどの機器)
- Module
- 部品
TPM(セキュリティチップ)とは、TPM(Trusted Platform Module)は、暗号鍵やパソコンの起動状態の記録を、外から中身を読み出せないように守る専用のチップ。パソコンの基板に組み込まれており、こうした「分解しても中身を読めない」性質を耐タンパ性という。用途は大きく2つある。1つ目は、ディスクを暗号化するための鍵をチップの中にしまっておくこと。2つ目は、パソコンを起動するたびにその手順を記録し、起動の仕組みが勝手に書き換えられていないかを確かめられるようにすること。この2つを組み合わせて、起動が正常だと確かめられたときだけ、しまっておいた鍵を使わせる。
最終更新:2026-10-10
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マイクロソフトのWindows 11は、インストールの要件としてTPM 2.0を必須にしている。ディスク暗号化機能のBitLockerは暗号鍵をTPMに預け、起動時にパソコンの構成が正しいと確認できたときだけ鍵を取り出して自動的に復号する。そのためノートパソコンを盗まれてSSDだけ別のパソコンに差し替えられても、鍵を持つTPMが手元に無いので中身は読めない。
試験での引っ掛け
TPMは「データを暗号化するチップ」ではなく「暗号鍵を安全にしまっておき、条件がそろったときだけ渡すチップ」。ディスクを暗号化・復号する処理そのものはOSやCPU側が行う点を取り違えやすい。ICカードやUSBトークンのように持ち歩く認証デバイスとも別物で、TPMは本体の基板に固定されている。またTPMがあってもログインさえされればファイルは読めるので、パスワード管理を不要にするものではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問73(IPA)
IoT機器やPCに保管されているデータを暗号化するためのセキュリティチップであり、暗号化に利用する鍵などの情報をチップの内部に記憶しており、外部から内部の情報の…
正解:TPM
要点:TPMは鍵をチップ内に保護する専用セキュリティチップ
TPMは、PCなどのマザーボードに搭載されるセキュリティ専用チップで、暗号鍵の生成・保管や暗号処理をチップ内部で完結させる。鍵が外部に取り出しにくい構造のため、記憶装置を抜き取られても暗号化データを解読されにくくなる。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問73(IPA)
IoTデバイスに関わるリスク対策のうち、IoTデバイスが盗まれた場合の耐タンパ性を高めることができるものはどれか。
正解:IoTデバイス内のデータを、暗号鍵を内蔵するセキュリティチップを使って暗号化する。
要点:耐タンパ性はセキュリティチップで鍵と内部データを守る
耐タンパ性とは、機器を物理的に入手されても内部のデータを解読・改ざんされにくい性質を指す。暗号鍵をチップ内部に閉じ込めて外部から取り出せないようにするセキュリティチップでデータを暗号化しておけば、盗まれた端末を分解されても内容を読み取られにくくなる。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 > (1) 情報セキュリティ対策の種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。