養老保険とは?ようろうほけん
養老保険とは、保険期間中に死亡すれば死亡保険金、生きて満期を迎えれば死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れる保険。保障と貯蓄を兼ねるため保険料は3つの基本形(定期・終身・養老)の中で最も高い。「必ず同額のお金が出る」という点がこの商品の定義そのものとして問われる。
FP3級を最短で暗記・合格する →養老保険の具体例は?
50歳の人が10年満期・保険金300万円の養老保険に入ると、途中で亡くなれば遺族に300万円、無事に60歳を迎えれば本人に300万円が出る。老後資金の準備をしながら、その間の万一にも備えたい人向けの組み立てになる。
養老保険は試験でどう引っ掛けられる?
「満期保険金は死亡保険金より少ない」とする選択肢が誤り。同額が原則。また、低金利下では払込保険料の総額が満期保険金を上回ることもあり、「必ず増えて戻る」わけではない。
養老保険と関連する用語は?
養老保険が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)解説で登場
払済保険とは、一般に、現在契約している生命保険の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金相当額を基に、元の契約の保険金額を変えずに一時払いの定期保険に変更…
正解:誤り(×)
要点:払済は金額が減り、延長は期間が減る
誤りです。払済保険は、保険料の払込みをやめて、その時点の解約返戻金をもとに、保険期間はそのままで保険金額を下げた保険(元と同じ種類か養老保険)へ変更する制度です。「保険金額を変えずに一時払いの定期保険にする」のは延長(定期)保険のほうで、こちらは金額が変わらない代わりに保障期間が短くなります。保険料は払えないが解約はしたくないときの2択として、払済=金額が減る、延長=期間が減る、と対で覚えます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問7(IPA)解説で登場
定期保険は、被保険者が保険期間満了まで生存した場合、死亡保険金と同額の満期保険金が支払われる保険である。
正解:誤り(×)
要点:定期保険に満期保険金はない(掛け捨て)
誤りです。定期保険はいわゆる掛け捨てで、決められた期間内に亡くなったときだけ死亡保険金が支払われます。満期まで生きていても満期保険金はなく、払った保険料も戻りません。その代わり保険料が安く、少ない負担で大きな保障を用意できるのが持ち味です。死亡保険金と同額の満期保険金が出るのは養老保険です。定期=掛け捨て、養老=貯蓄性あり、終身=保障が一生涯、の3つを区別して覚えます。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問37(IPA)解説で登場
生命保険会社が( )を引き下げた場合、通常、その後の終身保険の新規契約の保険料は高くなる。
正解:予定利率
要点:予定利率↓なら保険料↑(他2つは逆)
生命保険料は3つの予定率で決まります。予定利率は「預かった保険料を運用してこれだけ増やせる」と見込む利回りで、高いほど客から集めるお金が少なくて済むため保険料は安くなります。逆に引き下げると運用で増える分が減り、その不足を保険料で埋めるので高くなります。貯蓄性の高い終身保険や養老保険ほど影響が大きく出ます。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問17(IPA)
高橋さんは、当年3月に下記<資料>の一時払養老保険の満期保険金を受け取った。高橋さんが当年分の所得税において総所得金額に算入すべき一時所得の金額として、正しいも…
正解:50万円
要点:一時所得は50万円控除後、さらに1/2を算入
一時所得の金額=総収入金額−その収入を得るために支出した金額−特別控除50万円です。本問では満期保険金650万円−支払保険料の総額500万円−50万円=100万円が一時所得の金額になります。さらに、総所得金額に算入するのはその2分の1なので、100万円×1/2=50万円となり、1が正解です。「特別控除50万円を引く」「総所得への算入は2分の1」という2段階を必ずセットで思い出してください。なお契約者と受取人が同じなので所得税の対象です。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。