確定拠出年金(企業型DC)とは?かくていきょしゅつねんきん(きぎょうがたでぃーしー)
確定拠出年金(企業型DC)とは、会社が毎月一定額を掛金として拠出し、加入者本人が運用商品を選んで運用する企業年金。将来の受取額は運用成績によって変わり、会社が金額を約束しないのが特徴。原則60歳まで引き出せず、掛金の運用益は非課税で再投資される。
FP3級を最短で暗記・合格する →確定拠出年金(企業型DC)の具体例は?
勤務先が毎月2万円を拠出してくれる制度で、加入者は定期預金にするか投資信託にするかを自分で選ぶ。同じ2万円でも、20年後に元本のままの人と、運用で1.5倍になった人に分かれる。転職しても資産は個人単位で持ち運べる(ポータビリティ)。
確定拠出年金(企業型DC)は試験でどう引っ掛けられる?
会社が運用の責任を負うのは確定給付企業年金(DB)のほうで、DCは加入者が負う。またマッチング拠出(従業員が上乗せする制度)がある場合、従業員の掛金は事業主掛金を超えられず、合計も拠出限度額の範囲内という制限がある。
確定拠出年金(企業型DC)と関連する用語は?
確定拠出年金(企業型DC)が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問4(IPA)
国民年金の第2号被保険者である公務員が確定拠出年金の個人型年金に加入する場合、掛金の拠出限度額は年額14万4,000円である。
正解:正しい(〇)
要点:公務員のiDeCoは月1.2万円・年14.4万円
正しい記述です。iDeCo(個人型確定拠出年金)は自分で積み立てて自分で運用する年金で、掛金の上限は職業や勤務先の制度によって変わります。法令基準日(2023年4月1日)時点では、公務員は月1万2,000円=年14万4,000円が上限でした。企業年金のない会社員の月2万3,000円、自営業者の月6万8,000円より低いのは、公務員には公的年金の上乗せがあるためです。※現在は月2万円へ引き上げられています。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問4(IPA)
確定拠出年金の個人型年金の老齢給付金は、年金として受け取る代わりに、一時金として一括で受け取ることができる。
正解:正しい(〇)
要点:iDeCoは一時金・年金・併用から選べる
〇。iDeCo(個人型確定拠出年金)で積み立てたお金は原則60歳以降に受け取りますが、受け取り方は「年金として分割」「一時金として一括」「両方の併用」から選べます。一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除が使え、どちらにも税の優遇があります。会社の退職金が多い人は年金受取、少ない人は一時金受取が有利になりやすいなど、受け取り方しだいで手取りが変わるのがiDeCoの特徴です。自分の状況に合わせて選べる点を押さえておきます。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問47(IPA)
所得税において、確定拠出年金の個人型年金に加入して支払った掛金は、( )の対象となる。
正解:小規模企業共済等掛金控除
要点:iDeCoの掛金は小規模企業共済等掛金控除
iDeCo(確定拠出年金の個人型年金)に払った掛金は、その全額を小規模企業共済等掛金控除として所得から差し引けます。同じ年収でも掛金の分だけ課税される所得が減るので、その年の所得税と翌年の住民税が軽くなります。これがiDeCo最大の利点です。生命保険料控除や社会保険料控除とは別枠なので、併用しても互いに減ることはありません。名前に「共済」とあってもiDeCoはここに入る、と結び付けて覚えます。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。