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WPA2とは?

WPA2とは、無線LAN(Wi-Fi)の通信を暗号化し、接続する端末を認証するためのセキュリティ規格。正式名称は Wi-Fi Protected Access 2 で、業界団体の Wi-Fi Alliance が策定した。暗号化には共通鍵暗号の代表的な方式である AES を使う方式(CCMP)を必須とし、家庭向けの「パーソナル」(全員が同じ事前共有のパスワードを使う)と、企業・大学向けの「エンタープライズ」(IEEE 802.1X で利用者ごとに認証サーバが本人確認する)の2つの使い方がある。

最終更新:2026-10-09

試験情報

基本情報技術者試験の過去問では2問の解説で触れられています(2019年度〜2025年度)。

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

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背景

初期の無線LANの暗号化方式 WEP は、鍵が短時間で解読できる欠陥が見つかり、電波の届く範囲にいれば通信を盗み見られる状態になった。応急策として WEP と同じ機器のまま使える WPA(暗号化に TKIP を使う)が出たが、根本対策として AES を必須にしたのが WPA2 である。電波は壁を越えて飛ぶので、ケーブルの LAN と違って「物理的に線をつながせない」守り方ができず、暗号化と認証を規格として決めておく必要があった。

具体例

大学の学内 Wi-Fi で広く使われている eduroam は、WPA2 のエンタープライズ方式で動く。学籍番号などの利用者 ID とパスワードを入力すると、IEEE 802.1X の仕組みで大学の認証サーバ(RADIUS サーバ:無線LANなどの利用者を一か所でまとめて認証するサーバ)が本人を確かめ、利用者ごとに別の暗号鍵が配られる。一方、家庭のバッファローや NEC の無線LANルーターの設定画面に出る「WPA2-PSK(AES)」は、パーソナル方式で全員が同じパスワードを使う設定を指す。

試験での引っ掛け

選択肢では、WAF(Web アプリケーションへの攻撃を HTTP の中身を見て遮断する仕組み)、SIEM(各種ログを集めて脅威を検知する仕組み)、UTM(複数のセキュリティ機能を1台にまとめた機器)と並べて出る。選択肢に WPA3 が無ければ、「AES を使う無線LANの暗号化規格」は WPA2 を指す(WPA3 も AES を使うので、AES だけで WPA2 とは決まらない)。また、WPA2 が守るのは端末とアクセスポイントの間の電波の区間だけで、その先のインターネット上の通信までは暗号化しない。ステルス機能(SSID を隠す)や MAC アドレスフィルタリングは暗号化ではない点も問われる。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 2問の解説で触れられる(2019年度〜2025年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • 選択肢では、WAF(Web アプリケーションへの攻撃を HTTP の中身を見て遮断する仕組み)、SIEM(各種ログを集めて脅威を検知する仕組み)、UTM(複数のセキュリティ機能を1台にまとめた機器)と並べて出る。