AESとは?えーいーえす
AESとは、Advanced Encryption Standard(高度暗号化標準)の略で、DESの後継として米国標準に選ばれた共通鍵ブロック暗号。データを128ビットのブロックに区切り、鍵長128・192・256ビットで暗号化する。多くのCPUが専用命令を備え、大量のデータを高速に処理できる。
最終更新:2026-10-09
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従来標準のDESは鍵長56ビットで、計算機の性能向上により総当たりで破れる水準まで落ちた。後継は特定企業の持ち物にせず、公募と公開審査で選ぶ方式が採られている。日本のCRYPTREC暗号リストにも載る現役の方式なので、共通鍵暗号の代表として名指しで問われる。
具体例
HTTPS通信では、鍵の受け渡しを公開鍵暗号で行い、実際のページ本文の暗号化はAESが担う。無線LANのWPA2・WPA3の暗号化にも使われており、量の多いデータを速く暗号化する役はほぼAESが受け持っている。
試験での引っ掛け
共通鍵暗号なので、暗号化と復号に同じ鍵を使う。公開鍵暗号のRSAと役割を取り違えないこと。鍵長は3種類から選べるがブロック長は128ビット固定であり、「鍵長256ビットならブロックも256ビット」は誤りである。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問40(IPA)解説で登場
公開鍵暗号方式の暗号アルゴリズムはどれか。
正解:RSA
要点:RSAは公開鍵暗号、AESは共通鍵、SHA-256はハッシュ
RSAは大きな整数の素因数分解が困難であることを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式で、暗号化と復号に別々の鍵を使います。共通鍵暗号は暗号化と復号に同じ鍵を使う方式、ハッシュ関数は元に戻せない要約値を作る関数であり、いずれも公開鍵暗号ではありません。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問37(IPA)
AES-256で暗号化されていることが分かっている暗号文が与えられているとき,ブルートフォース攻撃で鍵と解読した平文を得るまでに必要な試行回数の最大値はどれか。
正解:2の256乗
要点:総当たりの最大試行回数は2の鍵長乗(AES-256なら2^256)
総当たり攻撃では鍵空間の全ての候補を順に試す。AES-256の鍵長は256ビットなので候補は2の256乗通りあり、最悪の場合その全てを試すことになる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (8) 情報セキュリティに関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。