SHA-256とは?えすえいちえーにひゃくごじゅうろく
SHA-256とは、任意長の入力から256ビット(32バイト)の固定長ハッシュ値を生成する暗号学的ハッシュアルゴリズム。SHA-2系の代表で、出力から元の入力を逆算できない性質(原像計算困難性)と、同じ出力になる別々の入力を見つけられない性質(衝突困難性)を持ちます。安全でなくなった(危殆化した)旧方式のMD5やSHA-1の置き換えとして標準的に使われます。
最終更新:2026-10-09
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配布ファイルの改ざん検知、デジタル署名の対象となる要約値(ダイジェスト)の生成、ブロックチェーンの連結、パスワードの保存などに使われます。パスワードの保存では、パスワードごとに混ぜる乱数(ソルト)を加え、計算を何度も繰り返して解読に時間がかかるようにした専用の関数と組み合わせます。1ビットでも入力が変われば出力は全く別の値になります。
試験での引っ掛け
ハッシュは一方向で、暗号化ではないので復号(元に戻すこと)はできません。またMD5やSHA-1は衝突を作る手法が見つかっており、署名や証明書には使ってはいけない点が頻出です。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問40(IPA)
ファイルの提供者は、ファイルの作成者が作成したファイルAを受け取り、ファイルAと、ファイルAにSHA-256を適用して算出した値Bとを利用者に送信する。そのとき…
正解:ファイルAにSHA-256を適用して値を算出し、その値と値Bを比較することによって、ファイルAの内容が改ざんされていないかどうかを検証できる。
要点:ハッシュ値の突合せで分かるのは改ざんの有無だけ
SHA-256はハッシュ関数であり、同じ入力からは必ず同じ値が得られ、内容が少しでも変われば値が大きく変わる。値Bが正しいものだと電話で確認できているので、受け取ったファイルから自分でハッシュ値を計算し、値Bと一致するかを見れば改ざんの有無が分かる。ただしハッシュ値だけでは作成者が誰かは分からず、また元の内容を復元する能力も無い。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (8) 情報セキュリティに関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。