暗号の危殆化とは?
暗号の危殆化とは、計算機性能の向上や解読手法の発見によって、これまで安全とされた暗号アルゴリズムや鍵長の安全性が失われていくこと。安全性は「今の技術で現実的な時間内に破れないこと」に依存するため、時間の経過とともに必ず低下します。
基本情報技術者試験の過去問では1回出題されています。
あんごうのきたいか
暗号の危殆化の意味
計算機性能の向上や解読手法の発見によって、これまで安全とされた暗号アルゴリズムや鍵長の安全性が失われていくこと。安全性は「今の技術で現実的な時間内に破れないこと」に依存するため、時間の経過とともに必ず低下します。
暗号の危殆化の具体例
DES(鍵長56ビット)は総当たりで破れるようになり、MD5とSHA-1は衝突を作る手法が実用化されました。日本ではCRYPTRECが推奨暗号リストを公開しており、システムはアルゴリズムを差し替えられる設計にしておくことが求められます。
暗号の危殆化は試験でどう引っ掛けられる?
危殆化は「鍵が漏れること」ではなく、アルゴリズムや鍵長そのものが時代遅れになることです。対策は鍵の再発行ではなく、より強いアルゴリズム・長い鍵への移行(暗号アジリティの確保)です。
暗号の危殆化と関連する用語
暗号の危殆化が出た過去問
暗号の危殆化に該当するものはどれか。
正解:あるハッシュ関数においてハッシュ値が同じになるデータの組みを現実的な時間内で発見する方法が見つかった。
要点:危殆化は暗号方式そのものの安全性が下がること
暗号の危殆化とは、計算機の性能向上や解読手法の進歩によって、その暗号アルゴリズム自体の安全性が相対的に低下することをいう。ハッシュ値が衝突するデータの組を現実的な時間で見つけられる方法が発見された状態は、アルゴリズムの安全性が損なわれたことを意味し、危殆化に該当する。鍵の漏えいや証明書の期限切れは個別の運用上の事象であって、アルゴリズムの弱体化ではない。
出典:令和7年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。