TKIPとは?てぃーきっぷ
TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)は、無線LANの初期の暗号方式WEP(Wired Equivalent Privacy)の弱点を、機器を買い替えずにソフトウェア更新だけで補うために作られた暗号化の方式。パケットごとに鍵を変える、通し番号で同じデータの再送攻撃を防ぐ、改ざんを検知するMIC(Message Integrity Code:改ざん検知用の符号)を付ける、の3点を足した。WPA(Wi-Fi Protected Access:WEPの次の無線LANの安全規格)で採用されたが、あくまでつなぎの方式で、現在はAES(共通鍵暗号の代表的な方式)を使うCCMP(WPA2以降の暗号化の方式)へ置き換えられている。
最終更新:2026-10-09
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2001年ごろ、WEPは短時間で鍵を解読できることが分かり、無線LANを使うこと自体が危険とされた。しかしすでに出回った機器のチップはWEPの計算しかできず、全部買い替えるのは非現実的だった。そこで暗号の計算方法(RC4)は変えずに、鍵の使い回しをやめ改ざん検知を足すことで安全性を底上げする応急処置として、業界団体Wi-Fi AllianceがWPAとともに定めた。基本情報では無線LANの暗号方式の変遷(WEP→WPA→WPA2→WPA3)として問われる。
具体例
家のWi-Fiルータ(バッファローやNECのAtermなど)の設定画面で「WPA2-PSK(AES)」と「WPA/WPA2 mixed(TKIP/AES)」が選べることがあり、後者は古い機器のためにTKIPも許す混在設定である。Wi-Fi AllianceはTKIPを非推奨とし、新しい認証ではAES(CCMP)のみを求めているため、選べるなら「AESのみ」にするのが現在の基本。
試験での引っ掛け
「TKIPはWEPとは別の新しい暗号アルゴリズム」は誤りで、暗号の中身はWEPと同じRC4のまま、鍵の扱いと改ざん検知を強化しただけ。またWPA2でもTKIPを選べる混在モードがあり、「WPA2なら常に安全」とは言い切れない。AESを使うのはCCMP(WPA2)で、TKIP=AESと結びつける選択肢も誤り。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。