利用時の品質(効率性)とは?りようじのひんしつ
利用時の品質(効率性)とは、機器を実際の現場で使ったときに利用者が得る結果で品質をとらえるのが利用時の品質モデルであり、その一特性である効率性は、目標を達成するまでに利用者が費やした時間・操作数・労力の量を指す。機械の処理時間ではなく人が用を終えるまでの総量で測る点が、製品品質側の性能効率性と決定的に違う。
最終更新:2026-10-06
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ベンチマーク上の応答が速くても、現場の段取りが増えれば製品としては遅い。カタログ値だけを品質と呼んでいると、仕様は満たしているのに操作手順が多く、結果として作業者の時間が増える製品が出来上がり、クレームの形で初めて表面化する。測定の対象を機械から利用者の作業へ移し、利用状況を明示したうえで成果を測るモデルが置かれたのはこのためである。
具体例
ファナックの産業用ロボットで同じ搬送動作を教示するのに、旧型ペンダントでは平均22分・のべ140回の操作を要したものが新型では9分・50回で済んだ、という形で効率性を評価する。作業者の熟練度と対象ワークを固定して初めて比較が成立する。
試験での引っ掛け
有効性は目標を正確・完全に達成できたかだけを見て、かかった資源を問わない。効率性は同じ達成に対して費やした資源を見る。ここでいう資源をCPU使用率やメモリと読むと製品品質の性能効率性に取り違える——対象は利用者の時間と労力である。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
システム及びソフトウェア品質モデルの規格であるJIS X 25010:2013によれば、システム及び/又はソフトウェア製品の品質特性の定義のうち、“性能効率性”…
正解:明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
要点:性能効率性は資源使用量まで含めた性能の度合い
性能効率性は、明記された条件のもとで、時間や資源をどれだけ使って求められた性能を発揮できるかを表す品質特性である。下位特性として時間効率性、資源利用性、容量満足性があり、単に速いかどうかだけでなく、消費する資源量まで含めて評価する点が特徴である。他の選択肢は保守性、信頼性、機能適合性の定義にあたる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (8) ソフトウェア品質に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。