TRIZとは?とりーず
TRIZとは、大量の特許を分析して抽出した発明のパターン(40の発明原理など)を体系化し、技術的な矛盾を解く発想を支援する問題解決理論。「軽くすると強度が落ちる」のような相反する要求に対し、中間で妥協させるのではなく、過去の解決パターンを当てはめて原理的に両立させる案を導く。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
技術課題の解決は担当者の経験と発想力に依存し、同じ矛盾が業界をまたいで何度も解き直されてきた。特許を横断して眺めると、分野が違っても解き方の型は繰り返される——この観察から、発想を個人技から引ける知識へ移す試みが生まれた。ST試験では技術戦略・新規事業の企画技法として、自由発想型の技法との違いが問われる。
具体例
体系化したのは旧ソ連の特許審査官ゲンリッヒ・アルトシュラーで、十数万件規模の特許を分析して原理を抽出した。サムスン電子が開発プロセスに取り入れたことで広く知られ、Goldfireのような発想支援ツールも実在する。
試験での引っ掛け
妥協点を探す手法ではなく、トレードオフを原理的に両立させる案を出すのが肝。自由連想で案を広げるブレーンストーミングとは逆に、特許から抽出した定型パターンを当てはめる。機能とコストの比で価値を高めるVE(価値工学)とも目的が違う。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
特許を分析して生まれた問題解決技法であり,問題(矛盾)を創造的・発明的に解決するための弁証法的な思考法を具体的な方法論にまとめたものはどれか。
正解:TRIZ
要点:TRIZは特許分析から導いた矛盾を解消する発明的問題解決理論
TRIZ(発明的問題解決理論)は、旧ソ連のアルトシュラーが膨大な特許を分析し、優れた発明に共通する解決パターンを抽出して体系化した問題解決技法である。「あちらを立てればこちらが立たず」という技術的矛盾を妥協で処理せず、矛盾を解消する形で解を導く弁証法的な発想を、40の発明原理や矛盾マトリックスといった具体的な道具にまとめている。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。