技術ロードマップとは?ぎじゅつろーどまっぷ
技術ロードマップとは、市場・製品・技術を同じ時間軸に並べ、いつどの技術が要るのか、そのためにいつ開発や調達を始めるのかを1枚に示した計画図。将来の製品要求から逆算して着手時期を置く点が特徴で、研究開発投資の優先順位づけと要員計画の根拠になる。中期経営計画と研究開発をつなぐ資料として使われる。
最終更新:2026-10-06
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研究開発は成果が出るまでに数年かかる一方、事業計画は年度単位で回る。この時間の食い違いを放置すると、必要になった時点で技術が無い、あるいは完成した技術に売り先が無いという形で投資が空振りする。市場・製品・技術を同一の時間軸に載せ、どれがどれの前提になるかを見えるようにしたのが技術ロードマップで、モトローラの製品計画手法として広まった。
具体例
経済産業省とNEDOが公表する分野別の技術戦略マップは、蓄電池やパワー半導体について目標性能と到達時期を年次で示し、各社の開発計画の目安になっている。企業側では、3年後の主力製品に必要な省電力性能から逆算し、今年度は要素研究、翌年度は試作、その次は量産設計と着手時期を割り付ける形をとる。
試験での引っ掛け
技術ポートフォリオと取り違えやすい。ポートフォリオは2軸のマトリクス上に現在の位置づけを置く静的な図で、いつ着手するかは表せない。作る向きも逆になりやすく、手持ち技術の延長を年表に並べただけでは計画にならず、将来の市場・製品要求から着手時期を逆算するのが本来。MOT(技術経営)は分野全体を指す名称で、ロードマップはその道具の一つにすぎない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。