リモートワイプとは?りもーとわいぷ
リモートワイプとは、紛失や盗難にあった端末へ、管理者が通信回線を通じて消去命令を送り、内部の業務データを消す機能。MDM(モバイル端末管理)製品の主要な機能の一つで、端末が手元を離れた後に打てる数少ない手段として、紛失時の届出手順とあわせて問われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
業務のスマートフォン化とテレワークで、社外へ出る端末の台数が一気に増えた。物理的に取り戻せない端末に対して組織にできることは無い——という前提を崩すために、通信経由で中身だけを消す仕組みが用意された。端末そのものは諦め、情報だけを守るという割り切りが背景にある。
具体例
Microsoft IntuneやGoogleのエンドポイント管理では、管理画面から対象の端末を選んで消去を実行でき、実行日時と結果が記録に残る。置き忘れの連絡を受けた担当者は、これを実行したうえで業務システム側のアカウントも停止し、両方を紛失報告書へ記載する。
試験での引っ掛け
電源が落ちている、通信圏外にある、SIMを抜かれた端末には命令が届かず実行されない。したがって「この機能があるので紛失しても情報は守られる」とは言えない。端末の暗号化、画面ロック、一定回数の誤入力での自動消去を併用しておく前提の対策になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問13(IPA)解説で登場
会社や団体が、自組織の従業員に貸与するスマートフォンに対して、情報セキュリティポリシに従った一元的な設定をしたり、業務アプリケーションを配信したりして、スマート…
正解:MDM(Mobile Device Management)
要点:MDMはモバイル端末の設定と利用を一元管理する
MDM(Mobile Device Management)は、組織が配布したスマートフォンやタブレットを一元管理する仕組みで、パスワードポリシの強制、アプリの配信や制限、紛失時の遠隔ロックやリモートワイプなどを行える。端末が社外へ持ち出される前提で運用されるため、紛失・盗難時に情報を守る手段を備えている点が重要である。私物端末を業務利用するBYODと混同しないよう注意したい。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問4(IPA)解説で登場
ノートPCやスマートフォンなどのモバイル機器に重要情報を格納して持ち出すとき、機器の紛失による情報漏えい対策として有効なものはどれか。
正解:モバイル機器内の情報をリモートから消去できるツールを導入する。
要点:紛失時の漏えい対策はリモートからのデータ消去が有効
機器そのものを紛失した場合、手元に端末がないため、遠隔操作で端末内のデータを消去するリモートワイプが有効である。あわせて端末の暗号化やロックを併用すれば、拾得者による情報の読出しを防げる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。