ひな形(テンプレート)とは?ひながた
ひな形(テンプレート)とは、部門で作る文書の様式を先に固めておき、利用者は中身だけを書き足せばよいようにした原本ファイル。リスク報告書やインシデント記録の項目が全員そろうので、記載漏れが減り、後から並べて集計もできる。原本には読取り専用の権限を掛け、利用者は「名前を付けて保存」で複製を作ってから編集する手順にする。
最終更新:2026-10-06
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様式を各自の裁量に任せると、必要な項目が抜けたまま提出され、後から並べても比較も集計もできない。特に事故の記録は、発生時刻・影響の範囲・連絡した相手が抜けると、上位者への報告も原因の切分けもそこで止まる。ひな形は、書き手の裁量を狭めて最低限の項目を強制する仕組みである。科目Bでは、原本を壊さない保存と提出の順序という、手順そのものを問う形でよく出る。
具体例
IPA が公開している中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインには、情報セキュリティ基本方針や情報資産管理台帳のひな形が Word・Excel の形式で付いている。部門ではこれを共有フォルダに読取り専用で置き、各自が所定の名前を付けて個人用フォルダへ保存してから記入し、完成したものだけを提出先のフォルダへ複写する運用にする。
試験での引っ掛け
原本を開いてそのまま「上書き保存」すると原本が失われるため、手順は必ず「名前を付けて保存」が先に来る。また作りかけのファイルを共有先へ置かない決まりのときは、完成させてから複写し、個人用フォルダの分を消すという順序まで問われる。ひな形を配っただけでは運用が整ったことにならず、記入例と提出先を規程に書いて初めて機能する。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問60(IPA)
A社は輸入食材を扱う商社である。ある日、経理課のB課長は、A社の海外子会社であるC社のDさんから不審な点がある電子メール(以下、メールという)を受信した。B課長…
正解:[項番2],[項番5],[項番7]
要点:本物らしさの演出は類似ドメインと過去メールの引用
疑いを持たれないための工夫は、本物らしく見せる仕掛けである。C社が3か月前から使い始めた最新のテンプレートで請求書を作った点(項番2)、C社に酷似したドメイン名を使った点(項番5)、過去のやり取りを引用して文脈を合わせた点(項番7)がこれに当たる。一方、早急な対応の要求や不自然な振込先、返信先のフリーメールなどは、むしろ不審に気付く手掛かりであって偽装の工夫ではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。