リーンソフトウェア開発とは?りーんそふとうぇあかいはつ
リーンソフトウェア開発とは、製造業のリーン生産の考え方を開発工程へ移した思想。ムダをなくす/品質を作り込む/知識を作り出す/決定を遅らせる/速く提供する/人を尊重する/全体を最適化する、の7原則を判断基準に置き、工程間の流れを速くする方向へ進め方を組み替える。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
大量に作り込んでから統合する進め方では、使われない機能・手待ち・引継ぎ時の情報欠落といった、製造業の在庫に相当するムダが積み上がる。これを個人の努力ではなく工程間の「流れ」の問題として捉え、仕掛りを絞って流れを見えるようにするのがリーンの立場。作る量そのものを減らす判断の根拠として方式設計にも効く。
具体例
トヨタ生産方式のジャストインタイムと自働化を、メアリー・ポッペンディークが7原則へ翻案した。仕掛りに上限を置いて流れを見るかんばんは実践の一つで、JiraやTrelloのボードとして運用される。
試験での引っ掛け
「速く提供する」を「早く決める」と読み違えやすいが、原則はむしろ最終責任時点まで決定を遅らせること。ここでのムダは使われない機能・手待ち・引継ぎであってコード量の多さではない。かんばんはリーンの実践の一つで、リーンと同義ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
リーンソフトウェア開発の説明として、適切なものはどれか。
正解:製造業の現場から生まれた考え方をソフトウェア開発に適用したものであり、“ムダをなくす”、“品質を作り込む”といった七つの原則を重視して、具体的な開発プロセスやプラクティスを策定する。
要点:製造業由来の七つの原則でムダを省くのがリーン開発
リーンソフトウェア開発は、トヨタ生産方式に代表される製造業の現場の考え方をソフトウェア開発へ移したもので、ムダをなくす、品質を作り込む、知識を作り出す、決定を遅らせる、速く提供する、人を尊重する、全体を最適化する、という七つの原則を柱とする。個別の手順というより、開発プロセスやプラクティスを組み立てるための指針を与える点が特徴である。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。