ユースケース駆動開発とは?ゆーすけーすくどうかいはつ
ユースケース駆動開発とは、利用者の目的1つ分(ユースケース)を縦の単位として、分析・設計・実装・テストを貫いて進める開発方式。機能一覧で横に切らないため、要求とコードとテストケースの対応が最後まで追跡できる。UMLを用いる統一プロセス(RUP)では、反復の計画単位そのものがユースケースになる。
最終更新:2026-10-06
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機能を層や画面で分けて分業すると、個々の部品は完成しているのに利用者が一連の作業を通せない、という状態が終盤まで残る。目的単位で通せば動く価値が早い段階で出て、変更要求が来たときの影響範囲も辿れる。システムアーキテクトでは、要件とテストの対応表(トレーサビリティマトリクス)を成立させる考え方の背骨として押さえる。
具体例
イヴァー・ヤコブソンがObjectoryで確立し、UMLのユースケース図として標準化された。実務では「注文を確定する」というユースケースを画面からDBまで1本通して完成させ、次に「返品する」へ移るという進め方をとる。
試験での引っ掛け
利点は工数削減ではなく、要件単位での進捗の見える化と、要件とテストの対応の明確化である。またユースケース図を描くこと自体が目的ではない。CRUDや画面単位で切った機能一覧とは切り口が異なり、それらを並べ替えただけではユースケースにならない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
ユースケース駆動開発の利点はどれか。
正解:ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまでを実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。
要点:ユースケース単位で進めると要件ごとに進捗が見える
ユースケース駆動開発は、利用者から見た一連の振る舞いであるユースケースを開発の単位とし、その単位ごとに設計・実装・テストまで通して進める。要件と成果物が対応付くため、どの要件がどこまで出来ているかを要件単位で把握でき、利用者にも進み具合を説明しやすい。反復による柔軟性やリスク低減は反復型開発の利点であり、別の観点である。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
ユースケース駆動開発の利点はどれか。
正解:ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので,要件ごとに開発状況が把握できる。
要点:ユースケース単位で進めるため要件ごとの進捗を把握できる
ユースケース駆動開発は、利用者にとって意味のあるひとまとまりの要件であるユースケースを開発の単位とし、その単位ごとに分析・設計・実装・テストまでを通して進める手法である。要件と成果物が対応づくため、どの要件がどこまで進んでいるかを要件単位で把握でき、進捗管理と要求の追跡がしやすい。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。